裸で独りぼっち

愉快な毎日の記録

ヤングジャンプ4/13(木)2017年 20号 感想

潔癖男子! 青山くん

トキワ荘プロジェクト出身の作者。

tokiwa-so.net

元々は「となりのヤングジャンプ」で連載されていて、本誌に昇格し、そしてアニメ化決定と実に堅実な道を歩んできた。

嫌味ない絵柄に現実の枠内で最大限屹立したキャラクター。

――正直、箸休め枠でしかないと思っていたが、ここ最近はアニメ化の勢いもあってか、キャラクターの関係性が見えるネタが多く、面白い。

そもそも主人公の青山君がイケメンで潔癖症というキャラ付けの時点で

「そんなネタで長々と続かんやろー」と思っていたのだが、青山君の周辺のキャラにバリエーションをつけることで乗り切るパターンとなった。

しかし奇妙なのは、この漫画ではずば抜けた「人気キャラ」があまりはっきりとは見えないことだ。

今回でも狂言回しとして機能している、坂井・塚本・キャプテンや、後藤もかあたりが人気キャラとして挙げられるとは思うが、どれも突出しておらず、例えばスピンオフが作られる想定ができない。

割とみんながみんな平等で、だからこそ青山が中心だということを読者は忘れずに巻を読み進めることができるのだ。

クノイチノイチ

これあんまり絵もうまくないし、クノイチという設定を安易なエロのために

間借りしてるだけやし、くだらないなあと思っていた。

だが、同じエロ枠の源君物語に比べると顧客サービスに徹している分満足度が高いのも事実である。そして、源君物語がかなり続いて以上、まだまだ打ち切られないのかもしれない。

とはいえ、今回のラストの引き、縛られた主人公が思いついた脱出の策が「縛り方教えてよ…!」というのは、やはりキャラクターのエロに奉仕するがための知能≒人格のなさを露骨に示している。それはストーリーを通して人格を描き、それをエロに昇華させる効果を紙のエロに期待する読者を萎えさせるのだ。

リマックス

来週最終回だが、とどのつまり、ずっとすべての話の落ちが「カワイイ」が○○を解決したと要約される。

ある意味マンネリだが、それが逆説的に凡百の漫画との違いとなっている。

来週最終回ということで、打ち切り感も感じるが、俺は好きだった。