凶悪の振り返り
昨日『凶悪』(2013)が期待外れだったと書いた後に
『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』の『凶悪』評論回を聴いた。
ライムスター宇多丸は「5億点-50点」というかなりの高評価で、キャリアと確かな知識を誇る映画批評家と意見が違うことに俺は少しショックを受けたが、元気です。
まあどこで意見の相違が生じたかというと、「どのような悪人像を期待していたかあるいは期待していなかったか」という点である。
ライムスター宇多丸曰く「卑近な、”ドン・キホーテ”にいそうな悪」が描かれている点を評価していたが、悪のカリスマを期待していた俺はその矮小さにがっかりしてしまったのだ。
また、技術的な評価点が知識不足故、見えなかった。
とはいえ、俺は俺の評価が間違っていたとも思っていないぞ。
やっぱりなんかリアリティないなって部分は多かったって。