毒毒毒毒毒毒毒毒毒(もうどく)展・痛(two)@池袋サンシャイン水族館―シンプル感想とシンプル写真
サンシャインシティ |毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)
猛毒展とは、「毒」というコンセプトに乗っ取って、毒レベル1(微弱毒)、毒レベル2(弱毒)、毒レベル3(毒)、毒レベル4(強毒)、毒レベル1(猛毒)、毒レベル測定不能(測定不能)の生物らを陳列する現代の見世物小屋である!
その見世物の写真を印象に残ったものに限定して披露する!
ポルカドットスティングレィ―毒レベル4(強毒)
斑の斑点を持つ美しいドクエイ。
この名前を拝借したバンドが最近著しく売れかけている。
とてもあざとい。
モノクロの体に白の斑々、マット加工を施されたかのような肌触り。
これは、もはや海のミッキーさんなのだ。
しかもよく動く。
水族館の動物園に対する利点は大きく分けて2つある。1つは、涼しいこと。もう1つは、生物が活発に活動してることだ。
動物園に行って、活発なライオンを君は見たことがあるか?尻を向けていないカバは?目を覚ましたコアラは?
その点、水の中の生物は元気なのだ。なんたって水の中なんだからな。
ペルビアンジャイアントオオムカデ―毒レベル4(強毒)
世界最大のムカデ。
獰猛な性格で、時には小型の蛇まで食べてしまうほどだという。
あごの力は強靭で、プラスチックケースを嚙み千切るほど。
猛毒展のえらいところは、毒の力だけに頼らず、観客を楽しませようえんせという工夫がみられるところだと思う。
それで大人600円は激安のたぐいだ。
このぺルビアンブースでは、この獰猛なムカデが蟋蟀(コオロギ)を捕食するさまが動画で流される。別に生でなくても、これで大満足である。
砂漠の中から現れ、雷を起こして生物を捕食するというトンデモ生物なのだが、オカルト界では最も実在する確率の高いUMAとして挙げられることもしばしばだ。
それは、このペルビアンジャイアントオオムカデのような怪物が現実に実在するからかもしれない。
オニオコゼ―毒レベル4(強毒)
昔漫画でオニオコゼ毒にやられる漫画を読んだ覚えがあるのだが、なんだったけ……?
とりあえず食うか踏むかしていたような。
厚手のゴムも貫通するほどの固い棘を有しているそうだ。
刺されると激しい痛みに襲われ、その痛みは「満潮時に刺されると潮が引くまで続く」ほどだという。
なんか美味しんぼで「不細工な魚ほどうまいんだよなー」と食べていたきもするんだが、そんなわけないよなー。
いや、でもフグも食えるしなー。
ゴマモンガラ―毒レベル3(毒)
顔が怖い!
これに尽きる。
「攻撃性も強く、人間にも容赦なく襲ってくる」とのこと。
人食い魚として知られるピラニアは実は臆病で人間に近寄らないらしいが、
よっぽどこちらのほうがピラニアっぽい。
体内にシガテラ毒(毒のある生物を食べることで蓄えられる毒)も持つそうだ。
食べられもしない!
いや、でもフグとかあるしな~。
ネコザメ―毒レベル2(弱毒)
毒レベルは正直そんなでもない。
しかし、サメが毒を持つというのが妙にそそられる。
学名によるとどうやら日本固有種っぽいですよ。
毒があるのは牙ではなく背びれ。
背びれの前にある白い突起がそれだ。
もちろんあごの力も強靭で、硬い貝殻をかみ砕くが。
ミツユビハコガメ―毒レベル不明(症例が少ない)
陸生のカメの中で唯一毒を持つレアなやつ。
毒キノコを食べることで体内に毒を蓄積するシガテラ形式の毒使いだ。
だが、俺が気になったのはそんなことではない。
指5つあるくね?
角度の問題だろうか……。
シマスカンク―毒レベル4(強毒)
おならが臭いで有名なスカンク。
かいけつゾロリでゾロリが「くさーい」と鼻をつまんで顔をしかめる絵面を俺は今でも覚えているぞ。
しかし、その実態は毒生物。
その症状は、「悪臭、麻痺、一時的に失明する」。
い、一時的に失明!?
幻の「かいけつゾロリ盲目になる!」があったのか……。
ここでも面白い試みがなされており、スカンクの臭みを再現したものが体験できる。
都内のYoutuberは全員足を運ぶが良い。
下手な映像編集を行うより、よっぽどコンテンツの質が高まるぞ。
嗅いでみた感想としては、「おならと獣臭」が混ざった感じである。やや獣成分の方が強い。
まあ、順当な臭いであった。
ハブ―毒レベル5(猛毒)
これは死体。
生きてるやつはいない。
咬まれると患部は出血し、激痛が走る。
このゾーンではハブの剥製も触ることができる。
カチカチだった。
以上が、特に言及することがあった生物たちである。
どれもよく動くし、展示の工夫もされている。
そして、お値段が安いもうどく展、おすすめとしか言いようがない。
残りの蓄積
<バラハタ>
<マゴイ>
<餌を食う毒ヤモリ>(素手でええんか……)