有田ジェネレーション 20180913 良いとこついてるモノマネ芸人スペシャル
正式タイトルは「いそうでいない!良いとこ突いてる!モノマネ芸人スペシャル」。
1組目:イチキップリン(ウォーキングデッドのジャック)「もしもウォーキングデッドのジャックが1万人のウォーカーと闘ったら」
本当に滑っていた。
オリジナリティとクオリティの無いネタは本当につるんと滑るんだなと思った。
その点、桐野安夫はオリジナリティがしっかりある。やっぱり才能が違う。
50手前の芸人の方がより、才能の残酷さというものを見せつけてくるのかもしれない。
ここも面白くなかった。
3組の中で物まねとしてある程度成立しているのはココだけだったのに。
ただ、20年来の知り合いである有田にいじられたときの坂上忍(かずみん)はイキイキしていたし、トークのテンポもプロのそれだった。
やっぱりピンでやった方が良いのではないか。
らりるRIE普通の人っぽいぞ。
3組目:太っちょカウボーイ(カーネルサンダース)「ケンタッキーで何作ろう」
ここは面白かった。
メタボリックパンパーンである。
ラジオ(オールナイト)で有田があらびき団の面白さを語る回で絶賛していたのを思い出す。
ケンタッキーを組み合わせて何かを作ろうという発想、そして
こっちがモモで~こっちが胸で~戦車~♪ 戦車~♪
あははぁぁはぁ、油でも噴き出るのかねえ!
というキチガイセリフ。
そこには確かにオリジナリティがあった。
やっぱり笑いとはクオリティよりオリジナリティなのだ。
あらびきとはいえ世間に一度名を売った人間は発想の地肩が違う。
先攻:ゆ~び~む☆「海外旅行で気を付けた方が良いこと」勝利
フリップを細かく分けることによる間の作り方とか、計算ではない計算、右脳の計算ともいうべきものがゆ~び~む☆のネタからは感じられる。
本当にお笑いが好きなんだろうな。
女芸人は全員男芸人よりもお笑いが好きだと千原ジュニアも言っていた。お笑いをやれば男はモテたり金が手に入ったりと得が多いが、女の報酬は笑いだけであると(金も手に入るが男ほど社会的要請が強くない)。
後攻:太っちょカウボーイ(パンダ)「太った人あるあるを可愛く言う」
もう物まね関係ない(笑)。
だからハリウッドザコシショウ以降、もはや物まねは振りとしてしかなかなか機能しづらいということなんだろうな。
営業では使えるだろうけど、ネタとしては爆笑は取りにくい。
逆に振りとしてはかなり機能しやすく、太った人あるあるというネタ自体はデッカチャンと一緒だったのだが、こちらの方が何倍も面白く感じた。