20190614 メン・イン・ブラック インターナショナル/メン・イン・ブラック(1997) ネタバレ
昨日は日報を書き忘れて寝てしまった。
まあそんな日もある。
東京取材の日程が上手く効率的に組めたので気分が良い。そんな感じ。
今日やったこと
・取材の準備
・『メン・イン・ブラック インターナショナル』見た
・曲作った(というか編曲)
・『メン・イン・ブラック(1997) 』見た
圧倒的に俺はオリジナルを支持する。まあ、たいていの映画がそうなのだろうが。
スピンオフ版のインターナショナルは、なんというか、完璧さを欠いた昨今のディズニー映画のようであった。
王道王道ベタベタを恥ずかしげもなく言うのだが、なんというか思い切りが足りない。
そもそもメン・イン・ブラック自体が邪道シリーズであり邪道コミックスなので、食い合わせが悪い。
スピンオフならまあ及第点だが、いっそ完全にリブートをかけるなら脚本ももっとエッジの利いたものにすべきだったろう。
以下、Filmarksに書いた感想。
『メン・イン・ブラック』(1997)
インターナショナルを見ての振り返り鑑賞。
やっぱり一作目は出来が良いしフレッシュさが違う。
SFで重要なのはともかく銀河には人間には想像しえない何かがあると本当に信じこみ、他人にも信じ込ませる強い気持ち・強い愛である。その点、今作はラストカットからもわかるように人間以外の世界の方が何億倍も広く大きく、人間は塵芥にすぎないという前提で描かれている。
ウィル・スミスがMIBの入会テストで、見るからに宇宙人である連中は打たず、物理学の本を手にした8歳の少女を撃ったもの示唆的なギャグだ。
「見た目にだまされんな! 人間じゃないんだから」
宇宙人のキモさも人間基準を無視して、むしろ人間の不快感をあおるように描かれているのがここちよい。我々がScience Fictionに求めるのは現実なんかくそくらえでその先に未知のとの遭遇があり、現世での毎日なんか平等にクソなんだよ! という痛快な露悪趣味なのである。
トミーリージョーンズは変わらんなあ…。
『メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019)』
どっちつかずの及第作。
壊滅的につまらないわけではないが、新しいところはなくハッとするほどテンションの高まるシーンもない。
だいたい、宇宙最強の武器がそこらの土産屋で売ってそうな石ってなんなんだよ! それをめぐって攻防されてもイマイチスケールがちいさく思えてしまう。
MIBの化学力があればそれくらい作れるだろ!
エージェントTの正体とか昔絡んだエイリアンが助けてくれるとかいちいち展開がベタなのは良いのだが、それならそれで大衆が拍手喝采するような見せ場がなくてはならない。一番の見せ場が前述の武器をぶっ放す場面ということで正直場面として力不足(予算不足?)に感じた。
また、見た目の悪いエイリアン罵倒ギャグも正直不快に感じた。エイリアンとはいえ、地球人と共存している時点でほとんど外国人のメタファーといって差し支えないのだから主人公チームは差別心なく接しろよ!
今回「<メン>・イン・ブラック?―今そこは触れないで」というくだりがあったりポリコレに対する目配せがあったのだからその点にも多少配慮をするべきではないか。
全体にそろそろ続編のタイミングだからガジェットを利用してそこそこの作品創ろうぜという作り手の志が透けて見える。だから吹き替えを吉本坂46に任せるような人事がまかり通るのだ……。
・曲
昨日の
米津玄師からキャッチーさを抜いて中二病だけ残した感じだ。がんばれ。
今日の
ドラムを追加した。