メン・イン・ブラック3 ※ネタバレ 三部作ラストにしてこの…
結局インターナショナルをきっかけとしてメン・イン・ブラック旧シリーズをすべて見返してしまった。
アマプラにあるうちにみれてよかったーと思ったら今夜金曜ロードショーでやるのね。
https://kinro.jointv.jp/article/detail/20190607
3だけみても3のおいしさはないだろ、1にせえよ。
と思うけどインターナショナルにブースト欠けるとしたらOが出てくる3しかないのかな。
きっと放送前にめちゃくちゃ圧縮したあらすじがあるんでしょうな。
Filmarksに書いた感想
結局インターナショナルをきっかけに3本目まで。
時間遡行ものにして、脚本の完成度が前作を凌駕しているのが驚いた。
基本的にKとJの物語になっていたのが余計な物語性を生じさせず完成度を高めていたのだと思う。前回までが横のライン―宇宙空間の広大さ―を表すものだとしたら今回は縦のライン―時間と可能性の無限性―についてのものだった。
その分普通のSFっぽさが増しているといえばその通りなのだが、ほかの作品に引けを取っていないのでまあいいだろう。
結局俺はスピルバーグ(ベタで王道)が好きなのだ。
と大作映画を見るたびにおもいしらされるなあ。
ウィル・スミスの過剰気味の演技も好きだし、要するにわかりやすくしてくんないとわからないし娯楽に絵解きなんて望んでいないのである。
その点、ほんとにメン・イン・ブラックシリーズは適合していた。
敵がはっきりしているし、味方は基本有能かモブだからな。
時間を遡行して過去に殺されたKを救うというこのストーリー。
こういう話で必ず浮かぶ疑問がそれなら敵側も再度時間遡行してリベンジのリベンジのリベンジを行えばよいのでは? やり直しがきくというのは双方向のことなので。
という話なのだが、その点については過去のボリスと現在のボリスを同時に殺すということで解決している…ということなのかな?
ボリスがこどものJとKを殺せばよかったんでないのとやはり思えてくるが、そのあたり、観客の理解を超えた時点で制作陣の勝ちである。
あと、JはKの身代わりに結果として自分のおやじを殺してしまったわけで、それってどうなん?葛藤とかないのか…とも思うが、まあKに記憶を消されて顔も覚えていないおやじより14年相棒だったKのほうがJ=観客にとって重要だからな。
それにしても、こどものJを乗せてきたバンの運転手はだれだったんだ…?
それに、Jの母親は…?
さまざまな疑問を残しつつも、だがこれでいい、と思わせてくれるばかばかしさがM.I.Bシリーズの価値だと思うと、時間をさかのぼって、駄作と断じたインターナショナルも見返したくなる。そんな3部作見直しであった。