裸で独りぼっち

マジの日記

漫画

ひゃくえむを読んだ

毎日脳内の状態と世界に対する最適解は変わる。 結論を見つけたと思ってもそれは結論ではなく、終の棲家を見つけたと思っても一時的なビバークではなく、譜と周囲に目を向ければうすぼんやりとした暗闇だけが在って──。 毎日オーバーワーク気味である。 しか…

鬼滅の刃を支えるメタ認知力と「いい人戦略」

鬼滅の刃1~12巻を読んだ。 鬼滅の刃は映画を見て、酷評した。 しかし、やっぱり原作を見て展開を知ると見方も変わる。 なるほど、続きの1話としての機能を果たすためには映画であしざまに言ったえんむの弱さやアカザ出現の唐突さも必要である。 全体として…

ファイアパンチ──創作物は全てうそ

ファイアパンチを読んだ。 方々で言われているほど定石外しに終始してつまらなくなったわけではないと思う。ただ、凄い難解な映画の背景にはこんなストーリーがあったんですよと解説されて、一応の納得はいくもののそれで結局作品の印象はびた一文変わりはし…

20200819_呪術廻戦1-3を読んだ

昨日カレーをバクバク食べたせいでちっとも腹が減らない。 嫁はんが仕事なのでつられて7時半に起きるが、腹が減らない。 しょうがないのでギターを弾いて、一本記事を書いて、AVを見て、テレビ千鳥をTverで見て、歌を歌って、本を少し読んで、ご飯を作るため…

20200815_アングスト/不安

『アングスト/不安』を見た。 まあまあだった。観客が嘔吐したとか鑑賞料金の返金を求めたっていうのは時代のせいもあるし誇張もあるのでは。なんとなーく印象に残ったのは「犯人は精神上問題ないとされ、実刑が下された」というくだり。明らかに精神障害・…

20200811_ムショ医、リィンカーネーションの花弁

嫁はんは家で倒れていた。 家で、とりあえず一個仕事する。 いつもは60分の動画を見て記事を書くのだが、今回90分の動画だった。 これで同じ金額というのも納得いかないが、別に普段からどっちかといえば割りがいい仕事なので文句はない。 それに、内容とし…

20200809_モリノアサガオ

あんまり家からでなかった。 そもそも前日に『モリノアサガオ』を夜更かしして深夜2時くらいまで見ていたことに問題がある。 kindle unlimitedで読んだ。 版画のような白めのない独特の絵柄と関西弁でつづられる人間ドラマ、そこにある程度しっかりした取材…

『ザ・ファブル』 漫画と映画の感想 #ネタバレ 漫画の魅力と映画の……な点の理由について

Filmarks感想(映画) 原作既読。『サンブンノイチ』面白かったタイプの俺なので、賛否両論分かれる映画版でもかなり楽しめるんじゃないの? と思い足を運んだ。結果としては、まあ、、、わかるという感じ。 そのそも原作がある目的に向かって主人公が向かっ…

『いとしのアイリーン』漫画版 感想 85点

昨日映画版『いとしのアイリーン』を見ていたく感動したので早速漫画喫茶ポパイにて原作(全6巻)を読破した。 その感想をここにメモしておきたい。 hadahit0.hatenablog.com 映画と漫画とと一番大きな違いは、テーマの絞られっぷりだ。 映画のほうがテーマ…

ヤングジャンプ感想2017年26号(レトルトパウチ移籍号)

レトルトパウチ 少子化を極めた近未来の日本。 その対策として政府は「恋愛」を至上主義とする襟糸学園を設立した。 学園の目的は男女が正常に付き合うことを教育し、家柄の良いもの同士で結婚させること。 そのため、校内はさながらフリーセックスの様相だ…

『喧嘩稼業8巻』―徳夫VSデミアン十兵衛決着。

この世で最強の格闘技はなにか―。 その一端が、垣間見えると銘打って開かれた格闘イベント陰陽トーナメント。 相撲、シラット、ボクシング、喧嘩……あらゆる格闘技の中で最強と名乗りを上げる12名の陰(古武術や地下闘技場出身など世間に知られない格闘家)と…

『アルテ』―昔のヨーロッパを舞台にした話、かっこいい娼婦でがち

16世紀初頭、フィレンツェ。貴族の娘アルテは、画家になりたいという夢を持っていた。しかし、当時は男尊女卑が根強い社会。女は持参金を持ってよい貴族の元に嫁ぐのが理想とされていた。しかし夢を諦めきれないアルテはさまざまな工房に弟子入り志願。女と…

『ジンメン』―現時点感想

今日は、ちょっと前にバナー広告でバンバン宣伝されていたあざとい漫画『ジンメン』を読んだ。 しばらくWeb漫画を読まずにいたら、『サンデーうぇぶり』というWeb漫画サイトができたということで。 ウェブ漫画サイトを乱立してそこから人気が出た奴だけを猛…

週刊ヤングジャンプ 2017年24号(特大号) 

今週は特大号だ。 だから19円高い。 でもその特大要素がラブライブ声優のグラビアと「君は淫らな僕の女王」のソフト化パクリみたいな読みきりだというのはいただけないぞ。 まあ新連載もあるけど。 helveticaヘルベチカ(新連載) 静和大学1年生、黛旭は「異…

ヤングジャンプ4/27(木)2017年 22・23号 感想

BUNGO 今号で連載100回を迎えた猛禽系野球狂ストーリー(この漫画のどの部分が鷲や鷹を思わせるのかは定かでなないが、とにかくそう銘打っているのだ)。 現在は主人公である中学生石浜文吾が天才ピッチャーとしてめきめき頭角を現すも、2年前の試合で完敗。…

週刊ヤングジャンプ 2017年21号 新連載「カオリわーにんぐ」感想―ぬるいペット漫画

新連載。出来が悪い。 動物を以上に惹きつけてしまうフェロモン「ペロモン」を分泌する特殊体質の新米巡査伊井カオリが動物と人間の共生を実現する都市仲良市で、「ペット安全対策課」で巡査長の三日月と繰り広げるドタバタ日常コメディ。 あらすじは上記の…

喧嘩稼業7巻 感想ー戦術と大喜利

木多康昭のマンガ、『喧嘩稼業』(ヤングマガジン)が俺は大好きである。 昨日、7巻を一気に読んだ。やはり安定の面白さであった。 喧嘩稼業は、大まかに言うと天才的な頭脳を持つ高校生佐藤十兵衛が格闘技で戦う話だ。 前章にあたる喧嘩商売は少年ジャンプ…

ヤングジャンプ4/13(木)2017年 20号 感想

潔癖男子! 青山くん トキワ荘プロジェクト出身の作者。 tokiwa-so.net 元々は「となりのヤングジャンプ」で連載されていて、本誌に昇格し、そしてアニメ化決定と実に堅実な道を歩んできた。 嫌味ない絵柄に現実の枠内で最大限屹立したキャラクター。 ――正直…

ヤングジャンプ4/6(木)2017年 19号 感想

『よいこの君主論』や『戦闘破壊学園ダンゲロス』などの特殊ライトノベル作者の架神鏡介さんが運営していた「男爵ディーノ」という有名なジャンプ感想サイトがあった。 文章力と確かな観点からのレビューを毎週(それこそジャンプ以上に)楽しみにしていたも…