裸で独りぼっち

マジの日記

相席食堂『ロバート秋元・パパイヤ鈴木へそ祭り』感想

ロバート秋山は群馬の、パパイヤ鈴木は北海道の腹を出して絵をかき、街を練り歩く“へそ祭り”に参加する。

 ロバートは若くして売れて、はねるのトびらで確実に結果を出して、キングオブコントでグランプリをとって、秋山はお笑い能力で、馬場は料理で、山本はボクシングで結果を出して、ほんとに奇跡のようなトリオだなと思う。

料理とボクシングで結果を出すのだって本来相当難しいのだ。

先日『おかべろ』を見ていたらロバートが出演しており、ロバートの2カ月に一度の単独ライブで秋山の無茶ぶりを受けて山本が制作した紙芝居が本になったという話をしていた。

「無茶ぶりで振られたタイトルを基に紙芝居を作る」というアイディア自体が一つの企画として値千金のものなのに、それを惜しげもなく単独で披露するという……。

なんという才能だろうか。エンターティメントをやるために生まれて来とるやないか。

そんな秋山のアイディアは今回も爆発していた。

・いきなりステーキのマスクで登場

・架空の番宣Tシャツ

・子供にバッティングしながら好きな食べ物を叫ばせる

 全部こんなところでヒョッと出すものではない。だって、全然面白くなくても千鳥が面白くしてくれるのだ。面白過ぎて期待はずれだったくらいである。

そのぶんパパイヤ鈴木の普通さが、非常に箸休めになって、相席スタッフの計算能力に俺はまた舌を巻くばかりなのである。