20200724_特急に乗れない うめざわしゅん
【前回までのあらすじ】
嫁はんが俺の存在が邪魔だといい、車で1時間ほど先の寄宿舎に行ってしまった。
とにかく仕事を進めなければならない。
記事なんて実はもっと特急で書けるのにいつも俺は鈍行に乗っているような気がしている。
鈍行列車は外の景色が見えるからだ。
全体を見て、この列車はどこを走っているのかを確認して、その上で着実に目的地に歩みを進めていく安心感がある。
対して特急はトンネルばかりで周囲が見えない。
気づけば目的地とまるで違う場所にたどり着いているのではないかという不安がある。
しかし、実際のところは特急も鈍行も同じ場所にたどり着くことも少なくない。
だあら、特急でまずは走り出して目的地を追い越してしまったら鈍行で戻る(雑でもとっとと進めて後で直す)のがいいのはわかっているのだが、俺はすぐに特急に飛び乗ることはできない。
そんなことを思いつつ、起床して向こうずっと記事を書くかギターを弾くか漫画を読むかしていた。
うめざわしゅんの漫画にはまっている
https://note.com/umezawashun/n/n0d610bc5e243
行き過ぎた著作権ディストピアの話を著作権フリーで公開するというのも覚悟がある。
作品全体を見渡すに、浦沢直樹と古谷実と少し浅野いにおが同居しているような作家だと思う。
もっともっと評価されるべきだ。
夜は嫁はんが帰ってきたので前から行きたかった飲みやにいった。
といっても俺は酒は飲まずに飯と店内の雰囲気を楽しむだけなのだが。