裸で独りぼっち

マジの日記

20200929_梨泰院クラス全部見た

梨泰院クラスを全部見た。

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良くも悪くもすごくマンガだった。
一応長家を倒すという目標は一貫して設定してるんだけど、「ほんとにまっすぐ進もうとしてる?」というくらいその他の要素も多い。
でも結局はそれが長家を倒すことにつながっていたことになって、どんどんタンバムは成長していく。

4年、8年、3年とでかい年月が飛ぶ場面があり、そこで○○編が終わる。
いわば、1シーズン15話といいつつ、実は3シーズンを1つのシーズンに詰め込んだ話だと考えられる。

ようするに、展開が早い。1話に2時間くらいの内容が詰め込まれていて、あんまりキャラそれぞれの日常とか背景の掘り下げはされない。
大体タンバムか、クラブか、行きつけのカフェか、で話が進む
(だからトニーの自宅がちらっと写るシーンが妙に頭に残る)。お前らタンバムしかやることないんかと、麦わらの一味みたいに全員船で一緒すんでんのかと、突っ込みたくなる。

悪口めいた書き方をしているし、実際悪いことを探しているのだが、しかしそれでも面白く15話見通してしまったことの方が重要だ。
キャラの日常生活や別の顔についてろくに描いていないのに、なぜだか愛着が湧いてしまうのは、本来の目的であるタンバムの営業中にガンガンキャラを出しているからで、それはつまり全員が目的の奴隷となっていないということであるからして、実は目的に対してまっすぐ向かってはいないのだけど、ガワではずっと復讐に突き進んでいる。
考えてみると変な話の作り方である。掃除の時間に「掃除をするぞ!」と全員で宣言しつつその実イチャイチャしたり、ほたえたりしている様子を魅せられて、「面白いけどこれじゃ掃除進まんやろ」と思っていたら、最終的には部屋がピカピカに!
みたいな。

なんか、ズルい。しかし、面白い。
そりゃ、ヒョニがちょっと頑張ったくらいでメシマズから最強の居酒屋で優勝するまでに腕を身に着けるかよ、とか、あんなあさりの酒蒸しにカレー粉入れたみたいな料理に長家負けんなよとか、最後全然経営関係なくなっちゃった!とかいろいろ言いたいことはあるのだけど、好きなキャラがほたえてたらそら面白いし、結果としてそこから(無理やりにでも)結果につなげられるならそれは意外性のある面白い話といえるのかなあ。

スアが通報してなかった件とか、最終的にイソになる件とかやっぱり予想外でこんな重箱の隅をつつく考えなんて矮小なものだと思わされたね。
つつくけど。

 韓国では日本ほどの評価を得ていないらしい。

外国の話だからこそ、夢物語として楽しめる点は少なからずあると思う。

やっぱり身近なものはついなめてかかってしまうというか、わかってるだけに「こんなんありえんやろ!」というツッコミがついつい口をついてしまう。

しかし、それが外国の習俗ということになるとある程度の説得力を感じざるを得ない。

エンタメにおいて説得力がいかに大事かということがよくわかる。

 

セロイの頭たたくやつはかなり真似したくなるけど芸人とかで使ってるやつ見ないよな。

ものまねグランプリとかではだれかやってたんだろうか。