裸で独りぼっち

マジの日記

久慈2日目_久慈市街をあるく

きのこ旅館の朝7時には『あまちゃんのテーマ』が流れる。

音割れしていて想像していたものとは違ったがそれでも目覚めさせられて、昨夜見損ねたオーシャンビューを楽しむために布団をはい出る。

嫁はんは眠っている。

まずは写真を撮りたいということでカメラを携えてロビーへ。

俺たちの部屋からは特に海が見えない位置取りとなってしまっているのだ。

まぶしい明かりに目をくらませて、いったん部屋に戻り温泉セットを手に大浴場を目指す。

 

この温泉には露天風呂はないが、-シャンビューを楽しむためか外気浴のためかコンクリート打ちっぱなしのテラスがある。

そこで大きく伸びをしてみた。

そうしたくなるような陽光が注いでいたということだ。

さらにナトリウム泉にも身体を浸し、さっぱりとして部屋に戻る。

嫁はんが目覚めていた。

交代に俺は部屋に残り、嫁はんが風呂へ向かうこととする。

帰ってきたら朝ごはんだ。

 

それほど豪華というわけではないが、滋味あふれる朝食を食べて、珈琲を飲んで、そうするともうチェックアウトの時間が迫ってくる。

旅館を出て、久慈市街へ向かう。

ゴートゥキャンペーンのチケットを使わなければならない。

久慈駅前の観光案内所。そこに車を止めて、ちょっと入ってみる。

あまちゃんの展示ばかりで、あまちゃんを見ていない俺にはその深みは伝わらない。

しかし、まあ、何となく漫画の絵が描いてあるだけでも気分は上がるものだ。

これがIPビジネスである。

 

そこから街をぶらぶら

レトロ外で突祝った茶碗を新調し、さらにチョコレートを買う。

久慈市もなかなかさびれた田舎町である。

あまちゃんの足跡は、シャッターに描かれたイラストにのみ残っている。

あとはお土産屋に多少なりとも要素はあるかな。

道の駅久慈へ。

店内から焼肉のたれみたいなどぎついにおいがするなあ~と思っていたら鱒の塩漬けが大量に釣ってあった。港町ならではの様相である。

嫁はんは琥珀のピアスを買う。1万円だった。

 

店のおばさんは久慈の琥珀は9000万年の歴史を持ち、色味が深いとセールスしてきた。

「それなのに色の浅い奴をお勧めしてきた」と嫁はんはのちの突っ込んでいた。

店を出て、レトロ通りという名前の急造された感満載の飲食店ゾーンでタコスとコーラとドーナツを買って食べる。

心地よい風に身を浴す。

それで、車を運転して帰る。

嫁はんは途中でひどく車酔いしてしまい、運転手をチェンジした。

自分の運転だと酔わないのは全人類共通の現象なのだろうか。