裸で独りぼっち

マジの日記

人生を背にオーケストラ

夕方から地方大学のジャズオーケストラのコンサートを見に来た。

俺は地方の知らないやつのイベントを見に来るのが好きなのである。

こういった形でエモを重ねている。

俺はエモジャンルの音楽は好きだが、人間のエモーションを揺さぶるような体験は嫌いだというのに。

 

「ああ、わかった。豚(俺)は常に傍観者でいたいんだね」

マングース(嫁はん)は俺に言った。

そうなのだ。

こういう心象ってまあ、ゼロ年代ラノベ主人公とかに典型的にあった心象というか、その源流を探るとハルキムラカミの無気力感にたどり着くというか……。

結構典型的だな、と自分で思うのだ。

 

その話をしていたのは庄や。居酒屋。

店内には声のでかいおっさんがおり、横の席に座る女子看護大生をナンパしている。

それを背中で感じながら、人生を話す。

ドラマや映画を見て典型的だなと冷めていたような、現実が意外と背中合わせにあったりすることが増えてきた。

 

なかなかこの曲なんてよかった。

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