予定賛歌
耳がかゆい。
嫁はんと予定表を書くことにしている。
休みの日にやりたいことをホワイトボードに書いて、冷蔵庫に貼っておくのだ。
それを消化するのが休みの日のタスクとなる。
休みの日に何しようかな、と思っている時点でそれは休みの日ではない。
だから日に休みの日じゃない日に休みの日の予定を立てるのである。
まあ、俺は年中休みの日なんだけど。
嫁はんと過ごす休みであれば少し味わいは違うのだ。
とにかく朝ごはんを食べようということで駅へ行き。
エキナカのパン屋でパンを食べる。
パンを買ってからショーケースでケーキも売っていたことに気づき、こちらにしても良かったかなと思考はよぎったが別に後悔はしていない。
とにかく急に夏が開いたので、店に行ったり家でクーラーをつけたりしなければならない。
嫁はんはワコールでサイズを測り、良い下着を買った。
財布を持っていないので俺は財布を預けて、スタバでティーを頼んだ。
Paypayで払えると思っていたのにそれは誤解だった。
一戦も持たない俺はきゃんせるして すごすごと退散して地下のタリーズ(PAYPAYが使える)でティーを飲んだ。
コーヒーはパンと一緒に飲んだのだ。
嫁はんはきっちりサイズがあった下着を買ったことでだいぶ不快感がなくなったと非常に喜んでいた。
それもこれも予定を立てたからできたことだ。
予定を立て、実行することは素晴らしい。
それが猿と人間を分かつ知の境界線の一里塚といっても過言ではないほどだ。