裸で独りぼっち

マジの日記

映画『ユージュアル・サスペクツ』ネタバレ感想 没入

久しぶりに忘れらんねえよ。を聴くといいな。

結婚式のお色直しで退場するときの曲は「早よ布団から出て働け俺」でよかったかもしれん。

まあ、結婚式なかったんやけど。

 

朝から映画を見た。

ユージュアル・サスペクツ

コバヤシ黒幕説。
あまりに落ちが有名なので全部知ってるし、何なら前見たことあるシーンも断片的にあった。
とはいえ、映画館で見るのは初めて。
こういうずっと仕込んでる嘘系のネタって『グランド・イリュージョン』とかでもあったけど源流はどこにあるのかね。初めて知ったときはそりゃたいそう驚くんだろうなあと思う。

ああ、そうそうコバヤシ黒幕説。
あれだけ完璧主義のカイザー・ソゼがわざわざつかまって警察に顔面をさらすだろうかという話である。わざわざ出向く意味がないのに現場で身を危険にさらしている時点で、あいつもカイザー・ソゼの隠れ蓑に決まっている。劇中で本当の顔面と名前を一致させていないのはコバヤシで結果として身を危険にさらしてない(マクナマスにおそわれたときはヴァーバルに最悪始末させる手段があった)から、、という予想。
でも、もっと言うと作中に出ているような人間がそんなこと言いだしたらカイザー・ソゼなわけがなく、こうやって伝説だけが独り歩きするところが作中の流れと一致して面白い。

映画が終わってなお虚実の被膜があいまいだということは、すでに色々な感想で指摘されていて、というかそれが作品の読み解き方の王道のようだ。

俺だけがわかっているんだと思ったことはたいていみんなの共通認識である。

言葉にすると恥をかくこともあるが、それでも先行者利益は否めないし、恥をかくことは実のところ自分の心中の問題ではないのでまっすぐそこに向かっていくといいよ。

──はい。

 

映画館で映画を見ている間はじっとできるのに、うちだと30分もじっとしていられないのは没入感の違いだ。

俺たちはちょっとした周囲の暗さとか、音の静謐さとかに操られてしまう精密機械。

そのことを忘れて雑に扱うから、少しずつガタが出てくる。

俺は何よりも先に人体のエンジニア。

それは医者とかいう意味じゃなく、自分の体を維持管理。

 

エロ漫画の練習。

2ページほど書いて気付いたが、結局おっぱいの見えているよくわからない人体の模写より、何にも見えていない魅力的なキャラクターの方が数倍エロの可能性を秘めているし、最終的に金につながる。

といいつつ、おっぱいが見えていることも重要ではあるのだけれど、しかし、やはり、キャラクターが先だ。

もっと没入せよ。

人生に没入せいよ。