ワシの宮殿の話/散髪屋さんにいった
みんな頑張っとる。
俺は頑張っとらん。
だが、えらいから許されるのだ。
王宮の庭は今日も明るい日差しに包まれていた。
一年中、台風が猛威を振るう夏も、雪のしんしん降り積もる冬も、ここだけは、光のどけき春の日だ。
一年のうち、どうしても夏が「先」で、冬が「後」という感覚があるが、それはなぜなんだろう?
ワシはチュンチュンと泣きながら飛来した雲雀を優しくナデナデし、手から雑穀を食わせてやった。この手がたとえ汚れようと、動物のかわいらしさに比べたらなんのそのだ。
と、考えているのに、右手はゆうことを聞かず、小さな友達を押しつぶしてしまう。
きっと、雲雀の爪が手に食い込んでチクチクしたのが不快だったのだ。鳥の足は考えている以上に枝をしっかりとつかむように設計されている
ワシは自室に戻り、手をしっかりと洗った後、窓を開け放った。
新鮮な空気が室内に入り込み、解放感に満ち溢れた。
神聖ローマ帝国は今日も平和である。
ここから世界史を勉強しなければ何もかけやしない。俺は文系コンプレックスからぐーっと理系的勉強に傾こうとしているが、本当はどっちに傾いてもダメなんだよな
話はかわって
昨日は散髪屋さんにいった。
690円で切ってもらえた。
おばさんの美容師はやりて風の空気を漂わせており、いろいろとワックスの付け方なども教えてくれたが、帰ってからの嫁はんの評価は「中国残留孤児みたい」だった。
SNSと現実の分断がまだかすかに残っていた10年前のTwitterにかいとけ!