裸で独りぼっち

マジの日記

滑稽

取材仕事をした。

いろいろと不都合もあったが、まあ仕事は日常の営みであり、それらを完璧に遂行できるほど俺たちの人間ができているわけがないので、とにかくできることはクヨクヨと反省することではなく通過点として、次の営みを始めることである。

とはいえ、何も振り返らないと俺が増強(アップデートとは言いたくない)されないので、こうして日記を書いているわけだが。

 

初対面の人との酒席は楽しく、何度も会うごとに人間のコンテンツ力は減っていく。

だから、俺にはイツメンができない。

人間を映画や漫画のように扱っており、しかもそれらにほとんど愛がないのだ。

だから酒をおごってもらったりすると申し訳なく思う。

若い俺に皆優しいが、年を取ってから若者に優しくする予定なんて俺には一切ないのだ。

儒教の文化は美しいと思う。

しかし、合理的ではない。

 

俺はほっといたら世の仕組みをハックしようとしてしまうので(それが賢いというわけではない、要するに社会がコンピュータだとしたら俺はウイルスなのである)、世の中の仕組みにただ乗りする気満々だ。

それに、人にも。

 

マクドナルドで俺がごみを捨てようとすると、お盆を受け取って代わりに処分してくれる店員さん。

俺はこんな偉そうなことができる人間ではないのにな、と思いながらごみの処分を任せる。

といっても金持ちではなく、只小市民の中で生活に不自由してないくらいだと思う。

だから、こういう格差みたいなのを憂うこと自体も滑稽である。