HOME MADE 家族というライン
なんかこのアーティストはイジっときたいというラインがある。
例えば、三木道山。
例えば、ヒルクライム。
例えば、、
そのラインで、同じアーティストがいじられている例を2日連続で見て(聴いて)しまった。
それが、HOME MADE 家族だ。
今見返すと、このPV、図抜けて面白い。
なんだこのサンバイザーの纏い方。。。
そして、レベル0のチームラボがつくったみたいな、お花が咲き乱れるエフェクト。
2012年のMVってまだこんな感じだったのか。
しかし、曲はご機嫌で楽しい。正直、当時高校に通っていた俺ははなからバカにして聞いていなかったが、大人の耳で聴くといい曲じゃないか。めっちゃいい曲だ(こういう感じのアーティストはたぶんプライベートめちゃめちゃ怖い)。
このHOME MADE 家族を面白ワードとして使っていたけしからん輩は2組。
金属バット(芸人)とCreepy nuts(ヒップホップアーティスト)だ。
金属バットの例
動画の8分10秒。影響を受けた人として、金属バットの大きい方、小林があげたのが「HOME MADE 家族さん」。「どこが…w」と会場のNO NAME 司会者と BAD NICE 常田らが突っ込んでいる。
動画の54分55秒。
大阪なおみが日本語の勉強のためにKOHHの曲を聴いているという話題から、初めて日本語を覚えた日本語ラップというリスナーからのネタメールが届くように。あるリスナーが日本語ラップを初めて覚えたという言葉が「おちんぽ人間海見て泣く」。
おいおい、誰の曲やねんというR指定への回答が以下。
リスナーメール:ごめんなさい、僕は日本語ラップ詳しくないのでよくわからないんですが、たぶんHOME MADE 家族の曲じゃないでしょうか?
R指定:おいおい、ちょいやめとけよw、(作家の笑い声)違うからな。違うぞ。HOME MADE家族お前聴いたことある?
DJ松永:おちんぽ人間海見てなくはHOME MADE 家族の曲じゃないですかと。
総括
このいずれにも共通するのが、ただ名前を出しただけで、ちょっと大喜利になっているということである。
以前、とあるお笑いブログでシャズナやサーフィスが吉本の若手の間で面白ワードとして取り扱われているという話を目にしたことがある。微妙な懐かしさやみんな知っているが1曲2曲しか知られていない加減、キャラの強さなどがその笑いに寄与しているのだろう。
HOME MADE 家族は、正直それらのアーティストも超えている。
よくよく考えたら、「HOME MADE 家族」ってなんだ。
家族はHOMEでできるのが当たり前ではないか。「KICHEN MADE ごはん」とか「BATH MADE ほっこり」と一緒である。
そしてあのビジュアルとPV。
ちょうど良い。多分20~30代の全員がちょうど良いいじりラインだと感じるだろう。そういう意味で、HOME MADE 家族は、同世代の僕らを、文字通りの家族にしてくれるのかもしれない。