裸で独りぼっち

マジの日記

Mrs.Green Apple『Mrs.Green Apple』感想

なんだかポップでこのバンドが好きっていうのは

今Radが好きって言いだすくらい恥ずかしいぞと思ったが、

どうせ今後も売れるので僕は感想をいう;

あんまりないしね。

 

1-Lion

9曲目、Ozとつながってるのだろうか。

実に瑞々しい青年の主張みたいな曲。

シンセのぽわぽわした音よりギターでガキっと始まるほうが勢いはつくけど、

そうじゃないのが新世代なんでしょう。

 

2-In the Morning

natalie.mu

応援ソングとデカデカと書かれると「さぶいなあ」と思ってしまいがちなのは

テン年代に追いつけてないからなんでしょう。

MVのコメントにある通り、ミセスはCメロがいいなあ。

 

3-おもちゃの兵隊

前作『Twelve』でいうと「パブリック」的な曲。

貴方とか此のとか、表記から詩を書く立ち位置を変えてるのも私小説的なバンドが隆興した90~0年代とは違うラインだなあと思う。

もちろん筋肉少女帯とかもっと多彩な詩を書けるバンドはあるけど。

明らかに業界に順応した売れ線かつシンガーソングライターでは珍しいような気がするような気がする。

 

4-絶世生物

このアルバムの目玉でしょう。

こういう音の洪水みたいな曲が好きだ。

個人的な嚆矢は2番のAメロのピアノ伴奏。

イデアが詰まってる。

 

5-soFt-dRink

なんか一番今までのアルバムっぽい曲。

この位置に入れたのは最適だと思う。

 

6-鯨の唄

蔦屋好位置がほめた曲。

ストリングスの使い方など、これが業界随一の編曲家に認められるのは

わかる。

鯨とは「とても大きいにもかかわらず、沈んでしまっているもの」のことだろう。

一番近いのは「悲しみ」だと思うが、

この”時”に抱く感情を

言葉にするには勿体無いな

「鯨の歌」

 という通り、明言しないのが、音楽の効果であった。

7-うブ

結構前からあった曲。

メンヘラの曲。幅が広い。

ギンギンにEDM。

Aメロはそんなに好きじゃないけど

サビの前のメロディは好き。急にあほみたいな文章やな。

 

8-サママ・フェスティバル

lineq.jp

ほらな、サママって意味ないやん。

大文字小文字取り混ぜて記述するのも意味ないねん。

この子ら、新世代やねん。感覚で生きれんねん。

地下室タイムスの主筆の人はミセスには究極的な暗さがないって言ってたけど、

どちらかといえば理屈にとらわれて悶々とするエヴァ世代っぽい弱さがない。

だから強いねん。

 

「こんなんセカオワやん」とか「ポップが過ぎる」とかYoutubeのコメントでは言われてたけど

そういうのも気にしない強さ。

引く。

 

9-Oz

オズの魔法使いの曲。

そんなに印象に残らず。

 

10-Just a Friend

5 seconds of summer」とか「Busted」的な。

海外の男性バンドルみたいな曲と歌詞。

まあでもいい曲。

 

11-FACTORY

あんまり印象に残らず。

だが、Cメロはいる前の水の音はほかであまり聴かないし、いいな。

 

12-umbrella

『サママ~』と両A面。

いい曲やけど、やっぱ終盤で聞くとちょっとたるいな。

 

13-JOURNEY

『Lion』みたいなポップな曲。

なんかこのアルバムがコンセプトアルバムだったのかな?

と思うような枠の広い歌詞。

なにせ

どこへ行く?

なにをする?

なにがみえる?

「JOURNY」

 だからな。

少し能天気すぎる気もするがやはり最後でいいと思う。

 

セルフタイトルということですごく力が入ったアルバムなのかなと思ったが

いい意味で力の抜けた曲が多かったような気がする。

テーマもそんなに哲学的だったり重かったりしないし。

※『おもちゃの兵隊』・『絶世生物』は除く。

 

次が名アルバムになる予感なので期待して待ちたい。

 

 

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