気仙沼にて2
【前回のあらすじ】
気仙沼に建国記念日だからと向かった二人は、寿司を食べた。ふかひれ丼と迷ったが、寿司で正解だったのだ。
うちの嫁はんは上手いものを食う時大げさにほめる。
美味いねえ~とかさわいでもだえる。
それが俺に感染った部分もある。
ふたりでもだえた。
その後、大島へ向かおうとする。大島で現在朝ドラを撮影しているのをあなたはご存じだろうか?
あわよくば撮影隊やジャニーズに遭遇できないかというよこしまな思いが確かに我々にはあった。
しかし、いつまでたっても大島にだどりつかない。
「あれ?曲がり損ねっちゃたみたいだ」と元のルートをもう一度走りなおすが、またしてもに多様な景色が続くばかり。
どうしたことか。
その答えは「工事中」。
大島までの道は現在封鎖されており、フェリーでなければ向かうことはできない状態となっていた。
それならば、無理に行くこともない。
シャークミュージアムと氷の水族館へいく。
氷の水族館は冷凍された魚をそのまま展示して、インスタ映えや絵的な面白さを演出するというアイディアマン漁師の町おこし苦肉の策、である。
入室前に手を消毒し、用意された防寒コートを着込み、-20℃の世界へ。
寒い寒いと騒ぎながら氷河期の竜宮城といった様相の館内を楽しむ。
絶対にやなせたかしに許可を取っていないドキンちゃん(アンパンマンもばいきんまんもいない)の電光がなぜが壁には埋め込まれている。
楽しいが寒いを繰り返し、外へ出た。
さて、これからどうしようか。