気仙沼にて
建国記念の祝日だったので、気仙沼に行った。
休日らしい休日を過ごしてやる。
もちろん嫁はんと。
車に乗って気仙沼へ。途中の道はナビに表示されない。はずれてしまう。
ナビの古さのせいか再開発のせいか。
気仙沼といっても魚がうまいくらいの知識しかない。
どのくらいうまいのか。
それを調査するために我々は一路再復興の港町に向かった。
現地に着くと何やら新しげな建物が目に入る。
仙台でよく足を踏み入れていたアンカーコーヒーが。
2人はそこで暖かい飲み物を注文するのだ。
しばらく温まったのち、出る。
そとでシーズーを散歩させているファミリーがいた。
俺はそういう一団を見ると「維持費にいくらかかってんのかなあ」「そのために何を我慢してんのかなあ」と思いを巡らしてしまう。
基本的に、損しないかどうかにばかり気が向いてしまうタイプの人間なのだ。
店をでて、そこら辺をぶらぶら。ボタンを買ったりマグカップを買ったりする。
嫁はんも「久々にはしゃいでいるぜ」と上機嫌だ。
寿司を食いに向かう。
高い寿司を。
ふかひれ丼が食べられるメニューとして、看板メニューとしてされていたのだが、いかんせん最低6600円。
それに、いろいろなネタも食べたい。
そこで寿司(松)とふかひれ寿司一巻を注文することにした。
──それが、正解だった。