私をくいとめて 映画感想
綿矢りさの『私をくいとめて』の映画を見た。
字にまみれているポスターはちょっとダサい
前作を見ていたらもっと評価が高かったと思う。
ちょっとパワーダウンしたのがねえ。
ロッチのKOC2本目みたいなもん
雪深い山に嫁はんが一人で向かう2つの理由
嫁はんは遠い国へ出稼ぎに行ったじゃ。
それを見送るために、朝俺がしたことといえば“レンタカーの回収”である。
うちの車は二駆。東北なのに二駆。
冬の山道を超えて雪“国”に行くことを予定している嫁はんにそれはこころもとなかった……。
というわけで、朝から嫁はんの免許証を携えて駅近くのレンタカー屋まであるく。
お供はマイナビラフターナイトだ。
四輪駆動の軽自動車をレンタルして、そのまま、自宅へ。
嫁はんは寒い寒いといって布団にくるまっていた。
放り出して、行くぞ！というと。
「ちょっと職場に取りに行くものがある」と嫁はん。
……待つことにする。
嫁はんが帰ってきたので早速出発。
運転は嫁はん。
しかし、嫁はんはどうも不機嫌である。
その理由1：そもそも車がレンタカーの軽ということが納得いかない。ダサいし、レンタルするだけの金をまるまる損した気持ちになる。
その理由2：俺がついてくる。嫁はんは俺との生活で、まるで過保護な親と過ごす娘のような気持になっていたのだ。久々に僻地で解放されるというのにこぶ付きで発進となると、気がめいって仕方がない。
「理由2」の方が比重が大きい。
その気持ち、俺も味わったことがある。
関西から仙台に就職と同時に出ることになって、借りたアパートで生活の支度をする数日の間、両親が狭いアパートに滞在していた。
今思えばありがたい話なのだが、俺は「ちっシコれもしねえ！ ダサいカーテンを付けようとするし……はやく帰ってくれねえかなあ」と内心思っていた。
その現象が嫁はんにもある。
ということで、俺は2日ほど滞在する予定を変更。
その日のうちに帰ることにする。
道路は田舎に行けば行くほど凍てついていた。
「ハンドルが取られる」と不安な声を漏らす嫁はん。
俺は「降ろしてくれ」といい、歩いて30分かかる駅へと雪深い道を進んだ。
雪は、コワイ。
手書きPOWER
ふつか。
初売りもはじまるわい。
昼前に少し家を出てみる。
嫁はんともに。
エコバッグを持って。
雪が降り積もった道は
つるつるとすべりやすく
嫁はんは、
「いやだいやだ」
と駄々をこねる。
新潟育ちのクセに軟弱だ
という俺も道で滑るし
ややぶかぶかの靴が靴擦れして痛い。
痛みをこらえながら、カビみたいな白い雪に大言われたアスファルトを
歩く。
年賀所を出す。
年賀状を出さなければならないと思っていた。
年賀状をコンビニで買う。
年賀はがきだが、正確には。
ミスタードーナツに入って
年賀状のあて名とメッセージを
手書きする。
手書きには力がある。
以前は馬鹿にしていた。
俺は字が下手である。
タイピングすればいいだろうが
活版印刷なめんな
と思っていた。
しかし、高校自分に受験体験記みたいなものを
学校で渡されたので
読んでみたときに、
「あ、手書きはちがうな」
と思った。
印刷文字と手書き文字で書かれた文章が混在していたのだが、
明らかに手書き文字の方が読む気が起こるのだ。
アナログとデジタル。
その違いを目で思い知った。
なので、俺は年賀状の返信を手で書く。
まあ、6枚くらいしか届いていないからできることである。
こたつ
正月は必ず寝正月になる。
2021年もご多分に漏れず、だった。
例年は正月以外仕事があったから、まあ今くらいしか寝れるときはないという言い訳が立ったのだけれど、今のおいらは毎日が日曜日。
日曜日に仕事せなあかんようになってもうたけど。
正月のテレビはつまらないしお店流行っていないしコロナだから初詣に行く気もわかないし。
だから、家で過ごすことになる。
寒いから布団にくるまる。
そしたらねるしかない。
必ず寒い時期には寝てしまうから、こたつを買い控えていたのだ。
でも、結局炬燵がなくても寒さが襲ってきたら布団にくるまってしまうんだよなあ。
夕方にPCをつけて、夕飯をつくる。
お鍋を食べるんだ。
あさりとハマグリだしの鍋である。
テレビをつけながら格付けチェックを見ながら、鍋をコトコト煮る。
このだしは少し高級なのだ。
近所のスーパーではなく、ショッピングモールの中の成城石井的な外国のケチャップとかお菓子とかちょっと高級なチーズが置いてあるスーパーである。
グミも買ってやる。
食べ終わると、眠い。
漫画を描きながら録画した『フットンダ』を見る。
大喜利番組は全然好きじゃないんだけど正月テンションで見るとなかなか楽しいものだ。
スパイクのネタはつまらなかった。
おやすみなさい。
PCいじりで終わる1年につき
2021年が始まった。
2021回の側転ののち、2021と書かれた2021枚の絵を持って、シティホテル2021号室に足を運んだところ、2021人の小人が俺の服の裾を引っ張り、すっかり文無しとなってしまった。
手元に残ったのはボロボロの20.21ドル札だけ。
年末を淡々と過ごした。
とにかくSSDの増設が完了したのは良いことだ。
PCの内部を開いてごちゃごちゃやってもなんとか壊さずに済むとわかったことは機械ものに疎い人生を送ってきた俺にとって大きな進歩である。
SSDが入ったことをこれ幸いとパンパンになっていたCドライブの開放に取り組む。
CUBASEがとにかく重い。
また、ディレクトリ構造が入り組んでいるので単純にSSDの移行が上手くいかない。
換装した方がよかっただろうか……と思いつつ、Adobeを移行。
CUBESE ＰｒｏをDLするだけの隙間が出来上がったのでとりあえず良しとする。
オン後はもっとメモリを増設したりぐらふぃくボードを新しくすることにもとりくんでよいかもしれない。
そうして、PCいじりで小銭を稼げたら万々歳である。
ナンバーワン
毎日昨日のことを振り返るタイプのブログを始めたのはいつからのことだったのだろう。
と思って、昨年の年末を振り返ってみる。
──なんにも書いてなかった。
つまり、今年からが一日一日昨日のことを振り返る一年だったのだ。
それがかなり功を奏した。
とにかく仕事量が増えた。
という時点で、この一年の振り返りである。
それでいいのだ。
それでいい。
ある程度貯金ができたのでもっと自分の裡から金を儲けるような仕組みを作っていきたいのだが、依頼を断るようなもったいないことはしたくないというのが痛いところだ。
来年はどうしようか。
もっと偉そうと思われない、不快に思われない範囲で我を通すすべを身に付けて行きたいところである。
とか言ってる間に子どもができたり、住むところが変わったり、大きな変化がどうせ生まれるだろう。
タイムリミットがある。
でも、タイムリミットは気にせず、タイムリミットがあることは忘れずに、2021年を過ごしていきたい。
とにかく矛盾にしか答えはないということを知った一年であった。
思った通りの100点は取れない。
昔から言うナンバーワンよりオンリーワンというのは確かだったのだ。
しかし、ナンバーワンを目指さないとオンリーワンにはならないのだ。
と、こういう言説も世の中にあふれすぎている。
つくづく、ナンバーワンではないんだね。
音が聞こえない
イニニクの日。
朝ごはんは嫁はんが函館のパン屋に注文した冷凍パンと友達の出産祝いにもらったカタログで注文したベーコンを使用したベーコンエッグ。
歳末の朝を飾る。
今日は地元の友だちとオンライン忘年会をする予定となっていた。
午後3時からだらだらやろうという予定になっていた。
でも、俺はだらだらやるのが大嫌いだった。
何にもだらだらやりたくないのだ。
ということで、参加したり抜けたりうまいこと繰り返して俺の楽しみを持続させようと思っていた。
──しかし、15:00になっても主催者のokamoto kensetsuから連絡はない。
しょうがないので俺が開く。
ここで2つ目の問題が発生する。
声が全然聞こえないのだ。
どうすればいいのかと色々とノートパソコンを調整しても、どうにもならない。
そうこうするうちにokamoto kensetsuもやってくる。
仕方がないのでただ眺めることにする。
スマホからなら多分音が聞こえるのだが、その選択肢は取りたくなかった。
色々とググっても、答えは見えない。
LINEのアプリをアップデートしてもどうにもならない。
結果として、小声で言うと、ただ、PCのシステム設定でミュートになっていただけだった。
前も同じ現象が起こった気がする。
忘れちゃいかんよ。
なあ。
