裸で独りぼっち

マジの日記

諦めつつ諦めてない

TikTokではやっている曲はいいなあ。

SpotifyTIkTokで話題になる曲集を聞きながら思った。

『寄り酔い』なんて非常に良い。

まあ、あんまTikTokで聞いたことないしちょっと前のはやりなのかなと思うけれど。

 

いい曲なんか簡単に作れる──わけではないが、巷には数があふれてしまっているし、ある程度メソッドも固まっており、幼少期から楽器に慣れ親しんだ人間がそれでも才能の壁に挫折し、趣味レベルでと無料の創作物を巷に放流している。

総クリエイター時代にエンタメで金を稼ぐということは、(昔からそうかもしれないが)技術やセンスではなく夢やイメージや人生そのものを売ることなんだなあ。

 

かといっていわゆる堅実な道が堅実である保証もなく。今から公務員や農家にジャンプアップしようと思ったってそうはいかないし、そもそも別にやりたくもない。

だからまあ、おかれた場所で咲くしかないのだ。

これが人生が運たるゆえんだよなあと思う。

 

実のところ、俺は非常に運が良い。

経済的にも恵まれ、結婚もできた。

それなりに社会と合致する部分に得意があり、最高に面白いわけではないが、それなりにやりはじめりゃ脳が面白く分泌する仕事もしている。

友人に悪人は折らず、親も今のところ健康。

 

だからこそ、壊れるのが恐ろしい。

重力は常に我々を這いつくばらせる方法に働く。

だから、抗力を発揮しなければ立っていられない。

そのためにちょっぴりの“頑張っている”あるいは夢が必要なのだ。

それが今の俺の諦めつつ諦めていない状態を形作っている。