(歌詞)
忙しくない。
嫁はんは忙しい。
その非対称性は危険だ。
夫婦というか、ニコイチの人間関係というのはどこかイーブンでないとバランスが悪い。実際のところ2人は相補関係であるべきであって、ともにダメージを負う必要はないんだけれど、でも片方が右足を負傷しているのに片方は五体満足ならば、どうしたって歩幅は変わってくるのだ。
オマエはここで右肩を貸すことなく、先へ行ってしまうのか?
あるいは自分もわざとトラバサミに左足をひっかけ、同じ状態まで無理やり身体を持っていくのか?
いや、絶対正解は右肩を貸し、段差を取り除き、2人でより多くの荷物をより少ない時間で道中楽しみつつ進むべきなのだ。
だが、「べき論」は単なる理想論に陥りがちである。
なあ。
こういうことを毎日書くと気持ちの平静が保てるのだ。
状況に関わらず。状況は悪くないが、俺はどんな環境でも顔色買えずに進みたいよ。
その考えは「人間関係」と矛盾するけど。
精神世界を抜け出したそこは、生活感満載の1LDKだった。
俺は恥も外聞もないな(歌詞)。