バンドの伝統芸能化
夜は独りで散歩した。
Mrs.GreeenAppleを聴いていた。
俺がこのブログで書くほど好きなミュージシャンとしてバズマザーズとミセスがあるが、最近とんとバズマザーズを聴かなくなってしまった。
ボーカルの山田亮一が病気をしてしまい、活動ができなくなってしまったということが勿論大きい。あた、過去のアルバムがspotifyにない問題もある。
加えて、最近の感覚で聴くとやはりマスタリングが荒く聞こえるような気がする…問題も発生した。
バンドの擦り切れて手作り感のある音源よりも、はあ~こんな風に音つくるかね繊細な!ていうかこんな機材手に入るかあ!というクオリティに増える喜びがかなり大きくなってきているのだ。
とはいえ、それが煮詰まった時、パンクは爆発する。
俺はやっぱりどうしてもきれいにお化粧された音楽の方が本質的には性に合っているがそれでも長年バンドを聴いてきたので。また戻ってくることもあるだろう。
しかし、このような風潮ならば、そりゃバンドはクラシック化して若者はヒップホップに傾倒するわ、とも思う。
レベルが高まるにつれて初心者にとっての敷居が上がり、やがてカルチャーは伝統芸能化していく。
その壁を打ち壊すのがパンクのようなムーブメントだが、果たしてそれは伝統芸能化した業界にも起こりうるのだろうか。
とはいえ、ヒップホップも高度化/コモディティ化著しいのだが。