ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル『高校演劇特集』感想
宇内梨沙アナウンサーのすいようび。
最初は宇垣アナの火曜日が好きだったのだがだんだん虫唾が走ってきて水曜日に傾倒していった。
それって結局御せそうな女が好きな男尊女卑じゃないの?と俺が俺にうがった見方。
別にでも宇内アナだって御せそうなわけじゃないと思うぞ!
ただ俺が唯我独尊なので同じく唯我独尊なやつはヤなんだろうなあ。
結構俺のTLでは話題になっていたこの特集。
とにかくカルチャーとはこれまで見向きもされなかったものの見方を知ること=教養であるという宇多丸そして番組のスタンスはとてもえらい。
ただ、アメトーークぐらいうがった見方がないとなんだかキラキラに押しつぶされそうになるのも確かな事実だ。
特に最優秀となった『ケチャップ・オブ・ザ・デッド』。聞くからに面白そうではあるが、『桐島~』で描かれていたような学生カーストの裏スターそれがゾンビ好きの演劇部にあるような気がして、そこまで好きなものもなくもちろん陽キャではなくただ十台を使いつぶしていたあの頃を思うにつけ、憎い。その屈託のなさが。
ほか、面白かったエピソード。
・九州のどっかの子。3年生の多田君一人のところから部員を勧誘。たった3人の部員で初の全国切符をゲットする(しかも作品『放課後問答』?はその体験を基にしたオリジナルもの)。
漫画である。
・『Indrah ~カズコになろうよ~』。こちらも実際の学生生活をそのまま劇化した作品。インドラとは以前まで在籍していた部員のこと。インドラは国に帰ってしまったが彼女がいなくなってから脚本を抜本的にかきあげ優秀賞をゲットした。
・どっかの学校の木村先生という自身の脚本でなんどもほかの高校が決勝にコマを進めていながら自分は全国を経験していなかった先生。その先生が手記に記した「涙がボタボタと流れた。ああ、そうか、私は決勝に行きたかったのだ」
こうして書き起こしながら、なんだこの教科書に乗せられそうなやつ、と虫唾も走る。
しかし、面白かった。