20201026_11回目の献血
献血をした。
なんだか寂しい気持ちになったから。
映画『ハニーボーイ』を視聴して時間のできた俺、今月中に仕上げなければならない原稿はまだあるのだが、どうにもやる気が出ず、またさみしい気持ちがわいている。
ときおりさみしくなる。
そんなとき、絶対に家にはいたくない。
あまり落ち着けるような場所にいたくない。
なにか他の人間に振り回されたい。
というわけで、清潔で安全で保護される場所である献血所に足を運んだ。
人生で通算11回目の来場である。
最近胃痛が原因で薬を飲んでいる俺。
薬の種類を最初に入力しなければならない。
特に問題はなかったようだ。
自販機のジュースをがぶ飲みして、横たわる。
看護師さんから血を抜かれる。
テレビはNHKに合わさっていた。
普段見ることのない番組が放映されている。
こんなさみしい日は、なぜだかそんなに興味のない著名人の出ているゆるい番組を興味も何もなく見るのが一番心地よい。
不思議なことに。
松重豊は現クロマニヨンズの甲本ヒロトと同じバイト先だったらしい。
当時の松重はとがった風貌をしていた。
現在のヒロトは正直おじいちゃんみたいである。
しかし、わかいときはたしかに格好がいい。
松重はヒロトを主演に映画を撮ろうとしたそうだ。
へー、と思ったところで献血終了。
待機室に移動する。
サンデー派が運営しているのだろうか。
しかし、献血所にある程度長いできるとはいっても10巻以上の作品の後半の巻を読むやつなんてほとんどいないだろう。
もっと短編集とか集めまくったらどうだろうか。
休みは終わりだ。
家に帰って夕餉の支度をする。
昨日駅のホームで売っていた野生の「銀茸」を肉とバター炒めにするのだ。
https://www.kinokosansai.com/shopdetail/003000000016/
霜降りシメジだって。
たいそうな名前をつけられたもんである。