20201205_白いぶり
ええ、馬刺しを食わせていただきましたよ。
という。
ふるさと納税の馬刺しが届いたのだ。
さらにいうと、刺身も食わしていただきましたよ。
近所の魚屋で刺し盛りを注文した。
ひとり1500円。
佐渡が島育ちの嫁はんがよく言うのが「はまち・ぶりは白い」という話だ。
佐渡島のはまちやぶりはあぶらがたっぷりとのってトロ状態なので、身が白い。
それが近所のスーパーで投げ売りされていたり、釣りでとれたり、漁師の友人にもらえたりする。
だから、毎日のように(嫁はんいわくつけもののように)食べるのだという。
そして、本土に大学入学と同時にやってきた嫁はんは驚愕する。
ぶりが白くない!と。
うっすら日焼けしたその身に腐っているんじゃないかと疑念を抱いた嫁はんはおそるおそる口に運んだが、腐食・発行の類の味はせずしかしてうまくはなくぱさぱさとした触感。
そして、だんだんと気づいていったのだという。
自分がいかに魚において恵まれた環境で生まれ育ったのかということに。
先日の食卓には久しぶりに白いぶりが4切れならんだ。
そんな昨日である。