サヨナラ田舎
とりあえず嫁はんの田舎仕事は終わり、俺たちは元居た家に帰る。
昨日も夜更かしをして、午前4時まで起きていた。
眠い。その分原稿が終わったのは良かったのだけれど。
寝だめはできないが、起きた分の疲れは順当にたまっていく。
しかし、気力である程度自分を制御できるのもまた事実だ。
というわけで、嫁はんを送り出した後は洗濯物を干したりギターを弾いたりとある程度精力的に動いていたのだが、昼頃に眠気が強くなり、炬燵で眠る。
目覚めたら15:00前。
さて、昨日の原稿を再チェックして提出するか。
家を出ようかとも迷うが、もうそんな時間ではない嫁はんも今日は早く変えてせてもらえるかも、と言っていたしな。
というわけで、家で作業をする。
家にいなければならないとなったら、それはそれで覚悟も決まるものだ。
原稿を提出する尾、案の定嫁はんが早めに帰ってくる。
2カ月過ごした家に掃除機をかける。
ゴミは朝出していた。
残りは元の家に持って帰ろう。
想い出に、さびれた商店街で見つけた洋食屋に夕飯を食べに行くことにする。
俺はキノコハンバーグを、嫁はんはチーズハンバーグを食べる。
そうして、近所の有名な焼き肉屋でテイクアウトの商品を買って、終わり。
その横のコーヒー屋でコーヒーをテイクアウトしたのだが、ちょうどロスタイムだといわれ、並々のエスプレッソを提供された嫁はん(俺はパイナップル味のホットミルクを注文していた)。
エスプレッソというと“苦くて小さい”イメージだが、並々継がれたそれは単に濃い珈琲の風味だった。