珈琲焼肉田舎夜空
嫁はんが盛岡から田舎村へかえる日。
とりあえず、朝は職場に顔を出すというので俺は家でロッケンロールベイベー。
──アコギを引く。
下手な歌をア・カペラで歌う。
歌を練習した結果経たから上手に変わった例を俺は見たことがない。
ライザップのCMみたいに歌下手な奴がうまくなるCM流してくれたらいいのに。
それがないってことは“それがない”ってことなのだ。
昼前に嫁はんが帰ってきた。
カフェに行く。
最近の俺はラーメンや カレーなど若き胃袋がぐぐいと栄養素を吸収するために欲していた脂質・タンパク質・炭水化物の塊をうまく消化することができない。
だから、パンを食べることしかできない。
昼は、一杯530円の高級目の珈琲と同じく530円のホットサンドを食べる。
嫁はんは一杯1350円のより高級な珈琲を飲み同じく530円のホットサンドを食べる。
ホットサンドにはチーズや生ハムや大納言小豆やバターが大量に挟まれている。
これを食べても胃袋が痛くなったりしないということは、俺はやっぱり昼食を食べ過ぎということだろうか。
成分の問題ではなく、量の問題だろ。
その後、田舎町へ車を走らせる。
数週間前よりも道路は除雪剤により整備されていた。
とはいえ、時折、ブレーキが雪にとられる。
危うく前の車にぶつかりそうになった。
2時間ほどのドライブ。
雪まみれの田舎。夜空には星が点在している。
夕食は焼き肉。
高級な珈琲を食べ、夜ご飯は焼き肉。
贅沢じゃないか。
モバイルWifiは田舎でも機能した。
その通信機能を活用して、俺は今日記を書いている。