ヱヴァは遠い
嫁はんはエヴァの呪いによなよなさいなまれている。
少し暇ができるとエヴァのことを考えているらしい。そして、「エヴァに対してわかり手やはてブの熱量高い人々のようにいかれない自分は本当はエヴァが好きなんじゃないか……?」と疑問が湧いてそれで落ち込んでしまったりしている。
俺は呪いの子ではない。
嫁はんは少しオタク第二世代的な感性が強いよなーと思う。
俺はオタクなりかけだけど愛が不足していてそれにはなれなかったサブカルチャー好きで、直撃世代の戯言シリーズとか、佐藤友哉の小説とか、NHKにようこそ!とか、電波男の方がまだ心の中心に近いところにある。
ヱヴァは、オウムがサリン事件を起こす前くらい遠い話だ。
まあ、時期もちょうど同じくらいだしな。
仕事が多いようで多くない。
ようで、増えて多くなるかもしれない。
増えたらどうしよう、やりたくないよという思いと、でもまだ余裕があるよな、体感という思いの両方がある。
まあ、仕事はそんなもん。
昨日はDAWを見た。
見に来ていた人は、「俺、映画にはちょっと一家言ありますよ」とでも言いたげな表情をした気難しそうなおっさん、おばさん、おじいさん、おばあさんばかりであった。
俺もその中に溶け込んでいた。