意味を書き換える
俺の編集者が頼りないが、まあしょうがない。
というライターあるあるラノベ。
まあしょうがないじゃあしょうがないし、かわいい女の子ではなく、数個上の人格も良く知らない男だが。
歯車がうまく回らないと、焦燥感にかられるがオペレーションとして俺が一番下の買いそうなのでそれを崩す気にもならない。
優秀な人間は優秀な人間と働きたいから優秀な企業へ行き優秀な人間とだけ付き合うというのがよくわかる。
まあ、そんなこと考える奴が優秀かな?とは思うけど。
なにせ、おいらは忙しい。
昨日は実印を作らなければならなかった。
台風の様相を呈する街を、ハンコ屋に向けて歩く、歩く。
ハンコ文化はもう効果ない、というのはみんなわかっているだろうし、かといって廃止できないくらい意味だけはあるというのは俺もわかる。
どんなに効力を失っていようとも、意味を変えるのは大変だ。
良く世界を変えたいなどと良く世界を知りもしない若造がのたまうが、世界を変えるとはこの意味を書き換えるということである。
その結果どうなるかは保証できない。
お前も俺も足元からぐらつくかもしれないぜ。
実印登録を終えて帰る途中、盛岡城跡近くの堀にはすがたくさん生殖していて、心浮き立った。
バカにしていた植物も、興味なかったジャニーズもだんだんわかってくる。
俺は俺を書き換えている。