鈍感と敏感の曲
嫁はんはベッド派、俺はふとん派。
嫁はんは暗いところが好き、俺は明るいところが好き。
嫁はんは和食の粗食が好き、俺はてり焼きバーガーが好き。
嫁はんは片頭痛持ち、俺は声がでかくうるさい。
たくさんの違いとたくさんの共通点。
長く暮らすとどちらかと言えば違いが浮き彫りになってくる。
それでも、そのでことぼこをうまいことギクシャク合わせられるようになるのが家庭というチームにおける「成長」である。
だが、完全なるユニゾンは望めない。
せいぜい完全4度くらいである。
俺と嫁はんはsus4を奏で、トニックを目指そうとするが、それには何か根本的な変化が必要なのだと思う。
子どもという根音が加わることで何か変わるのだろうか?
俺はずっと俺がルートでいたいよなんて思っているが、音楽はそれでは進まない。
人生という曲を軽やかに進めていきたいものだ。
(ここでデクレッシェンド)
昨日は上手いこと外に出て、ランチも食べたしベルトも買ったし、花も買ったし夜はドラマを2本を観た。この2本というのが嫁はんをつかれさせてしまったのだが。
俺も多分疲れているのだが、ある刺激物を受けた時の脳の反応量がおそらく大きく違うのだ。
これは鈍感力でもあるし、単なる鈍感でもある。
基本的には鈍感が敏感に合わせるべきだということはわかっている。
でも、鈍感だからすぐに忘れちゃうんだよな。