人類はだめだ
タイトルから考えるタイプの人生である。
ヒューマンライツ。人間の権利。
眠い。
俺は義務でもないのに夜更かしして、眠い。
人類のダメなところを考えなければならない。
しかし、思いつかない。
タイトルを付けたことでかえって人類の素晴らしさが目に付くようになってしまった。
俺は人間それぞれとの交流は好きじゃないんだけど、人類全体については素晴らしいい、ほかの畜生とは比べ物にならないほど素晴らしいと思っているらしい。
人類が反映するならば地球なんて滅んでも構わない。
「全員が流石にそれはしないだろうと思っている常識の虚をつく」
ミステリーでトリックを作るコツ。
其れで言うと、人類を救うためならば地球なんて捨てても構わないというのは、密室殺人のためなら両足なんて失っても構わないとか、半生ずっと足が不自由なふりをして生きても構わないと通じる。
しかし、これじゃあ普通にSFだ。しかも古典的だ。
それでも、今のところ人類は地球を捨てられない。
そのためこれをお話にしようとすれば、地球語とすててテレポートできるような技術が確立されていることをどこかで暗に示す必要がある。
あるいは舞台はすでに地球ではないとか。
なかなかに難しそうだ。
そのような前提を用意しなければならないという点で、人類はダメだ。
だって、地球を捨てるという夢は現在のところ夢物語に過ぎないのだから。