裸で独りぼっち

マジの日記

映画『スパイダーマン(サムライミ版)1』のネタバレ感想

スパイダーマン

色々と欠陥があるイメージだったが、面白かったやん。
このくらいのやつが見たい時が確実にある。
脚本の欠点も含めてご愛敬というか。
とはいえ、欠点があるからその枠の中でのご愛敬評価にもなるけど。

【キャラクターの問題】
方々で言われている通り、MJがフラッシュ・ピーター・ハリー・(スパイダーマン)とくっついたりモーションかけてはわかれて、お前ふらふらし過ぎやろ問題はすごい。ピーターも気持ちを言えない純情少年というよりも姑息にアプローチせずどうにか好かれようと考えているだけのストーカー予備軍に見える。

ヒーローかつ、奥手のナードというのを両立させようとすると、このくらい影の部分を濃くしないと成立しない(所詮陽キャやんけとなる)のかもしれないな。等身大のヒーローというのは難しい。ヒーローというのがそもそも等身大から逸脱しているからだ。その分本体のピーターをちっさくした結果なんか嫌な部分が強くなってしまった。
もっとスパイダーマンになってからの学生生活を描いた方がいいし、MJやハリー以外とのつながりもほしい。その反省の結果が、MCUスパイダーマンのトムホランドなんやろな~。

【グリーンゴブリンについて】
内なる狂気が鏡で語りかけてきて、表情ががらりと変わる。鏡のシーンはシャイニングのジャックニコルソンみたいだった。ていうか意識してると思う。
結局研究者なのか社長なのかわからなかった。あと、いったんスパイダーマン捕まえときながら解放するのはよく考えたらおかしい。お前ひとりでNYを支配すればよかっただろ。仲間が欲しかったのだろうか?
だとすれば、ブラックジャックがまだ「恐怖漫画」という惹句で紹介されていたころの名エピソード『人面層』も少しほうふつとさせる。(まああれは別の○○があるが・・・)

子どもか、MJかという究極の選択は(トロッコ問題)は『ダークナイト』でも見た。まあ、ヒーローには普遍的なテーマなのだよなと思う。各ヒーローがどのように対処するかをまとめたSSが読みたい。
今回は、まあヒーロー映画らしい解決だった。

【ラスト】
正直ピーターがMJとくっつかん意味がわからん。スパイダーマンとしてのヒロイズムに酔いすぎだし、まあ、もっと言うと続編のための都合が透けて見える。
色々と上から言われることに嫌気がさしてサム・ライミはシリーズを3で終えたというが、その兆候がここから見えている。

スパイダーマン ノーウェイホーム』を見るには今までのやつを履修している必要があるとみんなが言うので。

しかし、見切る前に上映期間が終わってしまう気配がビンビンにしている。

それでも、見るのだ。

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スパイダーマンはともかく、昨日はあさから パンを買いに行った。

嫁はんと食べるためである。

このくらいの贅沢をよ、永遠にできるくらいの豊かさでありたいもんだよナ。

と言っている間にもトンガではえらいことが起こっている。

 

俺は運のおかげで楽しく生きているし、運のせいで理不尽に死ぬかもしれない。

ということを言い訳に、今日も運にべったり69kgの体重を預けて生きている。

俺は69kg、169cm。ぎりぎりの男。

ぎりぎり、小さい子デブだ。

 

メロンパンに手を伸ばすと、「イテッ!」。

手が何かにかまれた跡が。

最近ここらへんで新種の蜘蛛が逃げ出したってきくし、おそろしいなあ。。。

 

で、セアカゴケグモだったら?

 

お前は運でスパイダーマンになったんだ、Peter Parker!!

 

【終わり】