裸で独りぼっち

マジの日記

ヒゲがそれない私

俺はひげをそるのが下手糞である。

というのも、剃刀の刃を変えていないのだ。

だから、文房具の鋏を使って顎のひげを細かく刻み取る。

なんと非文明的な行為だろうか。

俺は文明が荒廃した世界の猿である。

あるいは、戦地で何の役にも立たず脱兎敗走した元志願兵。

頭上を焼夷弾が飛び交うので、俺は南国のよくわからない草の下に隠れてつちのにおいをかぐほかないのだ。

 

2月は日数が少なく、仕事を詰め込まないようにしようと思っていたのに、そういうときほどほかの人も同じことを考えるのか、普段よりはたくさんの話が来て、それをまた断る根性がないもんだから、日々すったもんだ。

だったが、それもいよいよ落ち着いてきた……気がする。

あとは引っ越しの準備をするだけだ。

「いいか、勘違いするなよ。生活が先、趣味と仕事がそのあとなんだ」

 

趣味の方が仕事より偉いと思って生きていきたいが、そこまで趣味に生きる才能がない。

感性や文化よりも大切な俺の手元のジャリ銭。

 

そうだ、昨日はkindleで漫画を買った。

鬼ゴロシ 1

前から一巻は持っていて、4巻を読んだのだ。
ドライブ感重視ではなしを組み立てているので、2巻あたりで若干話がこんがらがるし、絵もたまにパースとかおかしいんじゃないかというときがあるのだが、基本的にはいろいろとエネルギーが高い漫画だ。
『グッド・フェローズ』など映画ネタもたまに出てきて、作者が一人映画監督として漫画家という職業をやっているタイプだということがわかる。