『SUITS』5話・6話 感想
5話
ハーヴィーの上司、ジェシカの手の甲にキスする男。彼は、ALSの効果的な治療薬を開発したが、副作用の肝機能障害を発生させたことで訴訟されていた。ジェシカが私情を挟んでいるのではないかと疑いつつハーヴィーは弁護に着手する。一方ロスは初めての自身の案件を獲得。住宅訴訟のプロボノだ。負けるはずがないといわれながら初めての訴訟に苦戦し――。
4話以降脂がのっている。こちらも構成がしっかりしていて面白かった。
ただ、ロスがレイチェルに弁護にかこつけてめちゃくちゃセクハラするくだりはおもろいけど今のポリコレ基準で言ったらアウトだろと思った。これがアメリカの月九だと考えると、たたいていいよなあ。
シーズン1は2011年ということで、8年で時代感覚もうつりにけりないたずらに…。
6話
大手顧客の下へ向かう道中、ハーヴィーとロスを乗せた車は赤信号で飛び出した車と衝突事故を起こしてしまう。一人で向かったロス。依頼人とつつがなく話したはずが、契約はなしにするといわれ…。さらに、大麻の密売に手を出す悪友、トレヴァーからの電話が。飲酒運転で警察に捕まったのだという。ほかにもトラブルがありそうで…。
5話くらい面白い。事故起こしたところであんなに感情的になるのはハーヴィーのキャラに合ってるのかね?と思ったが。
それにトレヴァーが殺されそうになるのはちょっとSUITSの世界観から24に踏み込んでたよなあ。そこをハーヴィーが弁護士ならではの説得で何とかしたことで何とかこの作品なりの味を保っていたけど、ぎりぎりだった。
ロスはまじめでええこやけど悪友を見捨てられないからダメになっていったんだという設定を作り手が理解し、構築してきた6話だった。