20200603_メガネとアルコール
メガネを新調した。
前のメガネは傷だらけで軽かった。
今回のメガネは傷一つなく重い。
ものすごく世界がクリアに見えるようになって、しかも非球面加工までしてもらったので世の中の見え方は大きく変わった。
しかし、それは良いこととは限らない。
一つ、きれいに見え過ぎて若干酔う。
二つ、今まで気づかなかった汚れが見えるようになって家の居心地が若干悪くなった。
二つ目は、いいことかもしれない。
メガネのついでにリキュールやつまみを買った。
いちごのあまいやつ。
夜はそれで宴会を行う。
が、嫁はんは仕事にやや気を取られ、そしてそののちダウナーになる。
どうしたんだ仕事が進まないからかと問いかけると「そんなことはかんけいないんだよお、酒を飲むと、最初は楽しくなって、そのあと、ずーんと暗い気持ちが押し寄せるんだよう」と、いった。
俺は「そんなもんアル中やんけ」と思い、口に出した。
お酒はもうやめろというと、「いやだ、酒のない人生なんか死んだ方がましだ」という。
それなら俺は止める権利がない。
まあ、基本的にアルコール断ちをしている嫁はんの話なんですが。
こういうことがあった。
執着は、理解から最も程遠い感情だよ。