裸で独りぼっち

マジの日記

嫁はんがうちでとごっているので

嫁はんがうちでとごっているので。

「飼い犬が手を噛むので」みたいな。

 

とごるというのは、液体の成分が底の方で沈殿していることを指す関西の方言である。

嫁はんは忙しい仕事により攪拌され、仕事終わりに風呂に入って一気に疲れが沈殿した。ベッドに横たわって泥のように、いや、泥水のように眠る。

 

俺はその間リビングでギターを弾いたり本を読んだりする。

嫁はんが午後になって目を覚ましたので、家を出ることにする。

眠りとジャニーズが泥をクレンジング。

真水成分多めになった嫁藩と街を歩く。最初はメガネを直しに眼鏡屋に行くという計画もあったのだが、よくよく考えるとそんなに直す必要がないということに気づいた。

そこで、やはりただ歩く。歩いて、嫁はんの水出し紅茶を買う。

ついでに入浴剤も。

 

俺は入浴剤を使うのが好きで、毎日のようにお風呂に入れる。

どうせなら包装をストックすれば将来マツコの知らない世界にでれるんじゃ……と思ってため始めたが、いかんせんマニアほどの情熱はなく、ただ風呂がいい匂いだった方がいいなあくらいのテンションなので長続きしなさそう。

それに、成分とか良さの違いとかそんなに判らない。

やはり不純な動機でマニアになんてなれないのだ。

ちょっと前におたくになりたくて、アニメを倍速で見る奴がいるという話が話題になっていたが、ほんとの情熱がないと結局体内にエネルギーが残らず、エセだとばれてしまうんだろうなと思う。

でも、本物であることに本当の価値なんてなくて、エセでもそれが面白かったりもするさ。

夜はWoltで食べた。

愛の不時着の13話を見た。