20200919_嫁はんを空腹にしない方が良い
連休初日、らしい。
連休初日、だという。
そういった概念とはオサラバして暮らしているが、それでもある程度世間の暦の影響を受けるものである。
昼まではいつも通り過ごし、婦人科から帰ってきた嫁はんと飯を食いに行く。
嫁はんを空腹にしない方が良い。
──くどうれいんの本歌取り
腹が減ったとお前を食い殺してやるという嫁はんを助手席に乗せ、車検切れ間近のデイズは走る。
病院帰りに買った明日の朝食用のパンを携帯食料代わりに腹に少し収めた嫁はん。
それでも腹の虫はぐうぐうとおさまらない。
イオンモールのばいきんぐに車を止めて、駆け込む。
時刻は14:00。
人もまばらである。
からあげ、玉ねぎステーキ、うどん、キャロットラペ、ブロッコリーの山葵和え、パプリカ、玉ねぎスライス、なすグラタン、肉団子の黒ずあん……。
さまざまに食す。
腹の虫も収まって「どうする?」と嫁はん。
「今日はいい天気だし、公園にでも行きましょう」と答える。
食後に本屋で買った週刊文春を青空の下で読みたかったのだ。
週刊文春を買う俺を嫁はんはださいと評していたが、そのダサさこそ味である。
しかし、公園には着かない。
嫁はんもつまらなくなってくる。
家に帰って、梨泰院クラス見て寝た。
その前によいちで買い物をしたのだが、それはまた、別のお話。