20201019_日常の唄
嫁はんが朝から帰ってきた
疲れて帰ってきた
ホイササホイササ(コーラス)
俺は朝は家にいた
なかなか仕事は進んだんだ
ホイササホイササ(コーラス)
そんなとき母から電話
結婚の内祝いを送れとさ
さらに弟がねずみ講に引っかかりそうだったらしい
ワッハッハ(コーラス)
歌にすると一日はこんなもんである。
仕事の依頼がどんどん来ている。
そろそろ「断る力」を発揮したいと思っているんだけど、まだやれるやろ。
金儲けたい~~~
という気持ちが先に立っている。
結局どうせ軽く儲けるんだから、と高い内祝いをジジババに送ってしまった。
果たしてあれで喜ばれるのか。
うちのジジババは仲が悪いままダイヤモンド婚を迎えそうなふたりである。
二人一緒に贈り物をすると取り合いになってしまうので分けて送る。
夜は嫁はんと鍋。
『愛の不時着』を見ようと提案するが、却下される。
嫁はんは娯楽を楽しむのにも万全の体調を必要とするタイプだ。
そこで、『テレビ千鳥』『家、ついていっていいですか』『マツコの知らない世界』を見る。
嫁はんが『愛の不時着』を却下した理由はもう一つあって、仕事で達成感を感じた話というテーマの打ち明け話をしたかったからだ。
仕事は尊いものなのかもしれない。
そんなことを思わせてくれる一片の短編小説のようなエピソードである。
そんな嫁はんはベッドを買ったのにマットレスが柔らかすぎて腰が痛いと騒ぎだした。
そこで、マットレスを外して直にベッドの板に布団を敷いている。
その横にマットレスを敷いて俺も眠った。
「シングルベッドの値段でダブルベッドが手に入ったね」とわらった。
ワッハッハ(コーラス)