僕はアラームをセットした。
六月三日に雨ざあざあ降ったとさ…。
今日は六月四日。今日ざあざあ降っている。
でも、なんとなく一日日付がずれたような気分で日々を過ごしている。
5月31日が俺の中で架空のロスタイム的な扱いになっているのだ。
だから今日は6月5日の気分。
ダカラドオシタ(アルカラの曲名)なのだけれど……。
起きたのは朝の10時だった。
嫁はんが仕事のために早起きしているのでそれに合わせて早起きできていたが、本来の俺はこのくらいの人間なのだ。
再度、眠気に対する褌を占めなければならない。
ということでアラームを7:50にセットした。
余談だが、俺はいつもコンビニATMで金を下ろすとき19,000円おろす。千円札の方が何かと使い勝手が良いし、2万円よりも引き出した感が小さいからだ。
7:50にセットしたのも8時台前半に目覚めた状態に落ち着くためには7:50にした方が都合がよく、8時に起きるよりも早起きした感が強いからだ。
とはいえ、嫁はんは普段もう少し早く会社を出るので、平日はあんまり意味がないんだけど。
でも、こういう日に意外と仕事が進んだりする。
案の定昨日もそうだった。
だから早起きの価値を軽視してしまいがちになるのだが、可処分時間以上にその日の気分や体調といった運が己の生産性に影響を与えるという話であって、人知を尽くしてなんとやらを待つためには起きる時間はたぶん早い方がいい。