徹夜、スパイスカレー、オリンピック開会式、服を着た猿
昨日は久々にほぼ徹夜してしまった。
昼にスパイスカレーを食べたからかもしれない。
でも、仕事が3本終わったからよかった。
こうやって楽しくなっちゃうときがあるから別にやらなくてもいい仕事を受けてしまうのだ。
この「別にやらなくてもいい」という姿勢。楽だしストレスが少ないんだけど、すべてに対して消極的なので、知らず知らずのうちに上がるべき階段を上がれていない可能性があるよなと思う。
ただ、それは己に対する過大評価で、やっぱり俺は用意された階段をすべて上手に上がりきってそこそこの踊り場でうだうだしているようにも思うのだ。
別に屋上に晴れ晴れとした空が広がっているわけでもなく、ずっと階段が続くだけだからな。
昨日クソほど飲んでクソほどげろを吐いた嫁はんはとりあえず回復した。
暑い暑いといいながらスパイスカレーを食べる。
店内ディスプレーの本。無類の本好きの嫁はんは目を通していたのだが、店側は完全に飾りという考えのようで注意されていた。
スパイスカレー屋というのは、そういうところがある。
俺もそういうの腹立つタイプだが、まあ抗議する側に特に理もない。
所属するカルチャーの違いである。
夜は一応オリンピックの開会式を見た。
俺はそれなりによくやったと思う。ほかの年(都市)と比較してだめだとか言うのは、日本をまだまだすごい国だと驕っていることの裏返しじゃないか?
日本は良きところも多数あるが、人口ボーナスで得ていた理を大きく失いつつあり、組織だったオペレーションは得意でない。
そんなこと、わかっているはずでしょう?
そんな日本が変わらなきゃならないとするなら、テレビ見て文句言ってる場合ではない。
選挙に出ろと言っているわけではない。
オリンピックや東京を見限るもよし、お前がもはや国家といっても良いほどの目がベンチャーを目指して起業するもよし、俺のように小市民としてごまかしごまかしせめて家族は幸せであれますようにと生きるもよしである。
まあ、大半の人が最期の選択肢を選んでいるのに、何か大きな物語に参加しているような気分に浸りたいと思ってかりそめの熱狂に身をゆだねているだけかもしれない。
所詮あんたらは服を着た猿なのだ。
俺もだけど。