自分を騙せば
まじで安定している、毎日。
関西に行くという用があった分、仕事を早く片付けるギアが入ったようだ。
こうやってどんどん自分を追い込んでいきたい。
そうでないと、停滞、停滞である。
と「成長」嫌いの俺は思う。
成長なんて、その現場に「慣れる」ことの言い換えであって、気軽に揺蕩う概念だと思うからだ。
自分の足場がぐじゅぐじゅの藻でできていることは忘れずにいたい。
だが、そのことを忘れてしっかりとスナップを聞かせるからこそ、先に進むことができるのも確かだ。
自分をうまく騙しながら、本当には騙さないという詐欺師のテクニックが求められている。
10代のころは自分だけは騙しちゃならないと思っていたが、それは全く逆だったなあ。
自分だけは騙しても何の罪にもならず、自分から縁を切られることもないのだ。
自分のことは都合の良いセフレのようにあやし、ごまかし、機嫌よく働かさなければならぬ。
昨日は原稿は終わらず。
ただ、最近原稿を無理に進める気概もない。
というか、依頼されてやる仕事だけやっときゃいいというフェーズは終わった。
大損こかない範囲でもう少しレートもリターンも大きい賭けをするべきである。
それはまあ、徒労に終わるかもしれない創作活動とか、恥をかく可能性大の解説記事とかを指す。
しかし、まあ30年後に身を結ぶのはそういったものだからね。
と58歳を見据える。
それでもまだ両親の年齢にも届かねえ。