文明の火を絶やしてはならぬ
新年になった。
昨日は移動のせいで日記が書けなかった。
書こうと思ったらかけるのかもしれないが、ルーティンができるのはルーティンに沿った代り映えのない生活をしているからで、生活に波ができたらとたんに俺はペースを崩してしまうということがよくわかった。
何も変わり映えのない生活をロボットみたいに繰り返すのは楽で性分にあっているが、その結果じじいになって繰り返ししかしていなかった人生だと振り返るのが恐ろしい。
でも、人生なんて振り返っても何の足しにもならないのだ。
他人から見たら楽しいのかもしれないけれど。
僕の後ろには轍はない。ただ、暗闇とぬかるみが続くばかりである。
飛行機が遅れて、家に帰れないんじゃないかと危惧したが、
無事に帰ってくることができた。
年末も、年始もコーヒー屋や公共交通機関や松屋で働いている人がいる。
俺はそんなの嫌だと思っていたが、店も大して開いていないのだから
逆に今こそ働きたいような気もしている。
俺が見向きもせず、気にもしておらず、なんなら嫌っているような
「社会」「経済」「群衆」の集大成が俺の大好きな
豊かで安楽でサービス精神満点の生活なんだよなあと思う。
人類の文明の灯を絶やしてはならない。
金を儲けるためでも世の中のためでもなく、自分のためにそうでなければならないのだ。
俺はまあ、平均くらいの賢さで平均からだいぶ少ないやる気。
だからまあ、平均を目指した方がいいんだろうなあ。