裸で独りぼっち

マジの日記

R-1グランプリ2022の感想

R-1グランプリは毎回詰まんない詰まんないといいながら見ている。

おれはつまらないとバカにしながらコンテンツを受容するのが好きなのだ。

個人的な事情にはなるが、俺は嫁はんのことをZAZYと呼んでいる。

少し面立ちが似ていると思ったからだ。

そうして出会って5年、嫁はんはすっかりZAZYに愛着を持ち、その優勝を願うようになった。

そうして、ZAZYは負けた。

睡眠不足でいらだっていた嫁はんはZAZY敗北に激しく精神をゆさぶられ、30インチテレビの画面に財布を投げつけた!

画面の中のZAZYはメガネの片方の内側に金紙を貼り付けて、別バースのC3POのように固まっていた。

 

やっぱり、R-1の随所でみられる穴というのは、結局優勝したら絶対にその後は安泰ですよ、決勝メンバーに残ればそれなりに1年は食えますよという保証がないことに起因していると思う。

だいたひかるは家庭に入ってしまったし、三浦マイルドは食えなくなった。

決勝メンバーに残っても多くにはバイト生活が続く。

夢の懸け橋ではなく、現実の延長。

一時のお祭り。

ザコシショウとか、その先に夢の懸け橋を繋いだ人物がいるので何とも言えないが、やはりあくまでもきっかけに過ぎないというのはむなしい。

 

そんななかで、ZAZYの片目は輝いていた。

 

いや、何が言いたいかというと、フリップ一つとってもきれいに整えられていなかったりとか、同率の判定の際、手元のフリップに手書きで名前を書くとか、そのあたりのバティオスあたりで連日繰り広げられている小さなお客さん投票と何ら変わらないじゃないかと思わせてしまう、工夫のなさがダメなのかもということ。

底をクリアするために東リベコラボがあったのかも。

だとすると、俺が今感じたようなことはR-1運営の中でもとっくに議題に上がっていることで。

その点をクリティカルにつくような策を講じなければ、お笑いファンにバカにされる羽目になってしまうんだなあ。

とにかく俺はZAZYが優勝だと思ったよ。

な、ZAZY。

 

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