裸で独りぼっち

マジの日記

小説『風の歌を聴け』『SNOW CRASH』読んだ。

俺はといえば、映画を見たり、嫁はんと会ったり、また映画を見たりの繰り返しで忙しいのだ。

 

といいつつ、映画を見ていない。

小説を読んだ。

 

数年前に読んで、「意味わかんね~。やっぱ好きじゃないわ」と見切ったのだが、今は逆によくわかる(気がする)。気が付いたらセックスしていたりとか、感情が薄らぼんやりして生活感皆無だったりするのって、セックス・金・欲望を抽象化して「でもそれより強いものがなんにもない俺(=世界)」を描いているような(別にそれらに満たされているわけでは無)。鼠だったんだな、お前は。私小説を、ある気分を象徴する「シーン」に仮託して、成分が薄れたら捨てる、作業を繰り返すとこういう小説になる。映画本編より予告編がおもろいやんみたいな感覚。確かに結果としてあんまり「古い」感じがしないのはスゴイ。

数日前にもこのことを書いた。

俺の中でハルキの存在がそれほど大きいのは、やはり世間的な扱いに拠るところが大きい。

無名の作家なら、こういう変な読書体験をしましたよで終わっていただろう。

現実(と仮に呼ばれている意識上の存在)の関係網に作品というものはどうしたって囚われており、俺はその重力から逃れることはできない。

それって軽薄だと思うけど、軽薄さを認めてからの方がずっと楽になった。

軽薄さを認められず、物語に投影して描いたっていい。

それが『風の歌を聴け』だとおもう。

タイトルは、作中作の火星の風の問いかけからだろうけど。

 

As recently mostly people, I read this because it's origin of "metaverse". Unexpectedly, this related with Linguistics than Science. It is unique idea to connet "Why world people use different language" and "meme virus". And reference for Japan was simply gladden me despite such image were exact or not.

英語の勉強のために読んでいる。

50%くらいしか理解できなかったが、まあ良い。

SFと聖書と言語学の融合という点で、思ったよりずっと多様でちゃんとエンタメしてる話で、古くないよと思った。

日本Disみたいな部分が邦訳版ではどうなっているのか気になるな。

あと、セックスで膣の中に仕込んだ武器で敵を始末するみたいな下りは、キングスマン2のイメージの源泉となったのかなと思った。