裸で独りぼっち

マジの日記

散歩の才能

何も考えないで散歩するのが好きだ。

何も考えないで散歩することが一番好きなのだ。

一番好きなことが才能の事であると思う。

何も考えないで散歩することが俺の一番の才能なのだ。

これが俺の才能なのか。

いや、文章を書くのだって人より得意だし、スケジューリングとかタイム読みとか得意だよ?

 

散歩しながら何も考えていないのだが、何もしていないというわけではない。

ずっとSpotifyオリジナルのpop life(タナソーと三原勇希ポッドキャスト)を聴いている。

カルチャーなど必要がない。

どう考えたってそうだと思う。

カルチャーなど憎らしい。

という思いもある。

カルチャーを愛せないのだが、カルチャーを愛している人の話を取り合えず、歩きながら愛でている。

たぶん、それが仕事だし、そこにレゾンデートルもあるし、という「やせ我慢・執着」がそこにはあるし、それは後天的に醸成されたものなので、俺だって時と場合が許せば身につけられるさと思うのだけれど、ときも場合もずっと俺の先に走り出していってしまったし、追いつくために必死に走るのは辛い。

 

だから俺は歩いているのだ。

散々と。

散歩の達人 2022年 03月号 [雑誌]