散歩の才能
何も考えないで散歩するのが好きだ。
何も考えないで散歩することが一番好きなのだ。
一番好きなことが才能の事であると思う。
何も考えないで散歩することが俺の一番の才能なのだ。
これが俺の才能なのか。
いや、文章を書くのだって人より得意だし、スケジューリングとかタイム読みとか得意だよ?
散歩しながら何も考えていないのだが、何もしていないというわけではない。
ずっとSpotifyオリジナルのpop life(タナソーと三原勇希のポッドキャスト)を聴いている。
カルチャーなど必要がない。
どう考えたってそうだと思う。
カルチャーなど憎らしい。
という思いもある。
カルチャーを愛せないのだが、カルチャーを愛している人の話を取り合えず、歩きながら愛でている。
たぶん、それが仕事だし、そこにレゾンデートルもあるし、という「やせ我慢・執着」がそこにはあるし、それは後天的に醸成されたものなので、俺だって時と場合が許せば身につけられるさと思うのだけれど、ときも場合もずっと俺の先に走り出していってしまったし、追いつくために必死に走るのは辛い。
だから俺は歩いているのだ。
散々と。